30日、南方網は、今年に入って戦闘機の故障が相次いでいる航空自衛隊の戦力状況について分析した祁雷記者による評論記事を掲載した。資料写真。

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2017年10月30日、南方網は、今年に入って戦闘機の故障が相次いでいる航空自衛隊の戦力状況について分析した祁雷(チー・レイ)記者による評論記事を掲載した。

5日、航空自衛隊千歳基地所属のF15戦闘機が飛行中、ミサイルのウイングが落下する事故が起きた。今年に入って離陸前に前輪が外れたり、着陸指示灯が破損するなど、老朽化したF15戦闘機の事故が相次いでいる。記事は「かつて『東アジアの空の覇者』と称された航空自衛隊の現状の戦力はどうなっているのか」とした。

その上で「航空自衛隊の航空兵部隊は小規模ながら先進設備と高い訓練レベルを誇ってきた。現在の主力戦闘機はF4、F15、F2などだが、世代交代がうまくいっていないのが現状だ」と指摘。「中国の軍事メディア・烏龍防務によれば、第1の問題はF15の老朽化。航空自衛隊のF15J/DJはF15C/Dを改造したものであり、F15Eよりも性能が劣る」とした。

また、「日米共同で研究開発したF2戦闘機についても多くの問題に直面しており、コスト高に加えてレーダーの信頼性が低い」とし、「F16をベースとしたF2は機体が小さく、改良やグレードアップの余地が少ないとの指摘もある。今後、輸出の可能性は極めて低く、単価も下がらないだろう」と指摘している。

記事はさらに、世代交代のために航空自衛隊が第5世代のF35A戦闘機購入や国産ステルス戦闘機の開発を進めているとする一方、「F35Aは数量、質ともに中国のJ20に及ばない上に、米国製ソフトウェアの問題から攻撃の正確性に大きなリスクを抱えている」という烏龍防務の指摘を伝えた。

このほか、国産ステルス機のプロトタイプ機である「心神」についても「プロトタイプ機の数、飛行回数のいずれにおいても中国のJ31に及ばない上に、ステルス戦闘機なのにウェポンベイがなく、エンジンの推進力も小さい。『心神』は日本が戦闘機開発能力を保つための試作品。米国により進んだ戦闘機を寄越すようプレッシャーをかける道具といった要素が強い」と分析している。(翻訳・編集/川尻)