30日、韓国メディアによると、韓国忠清南道牙山市の顕忠祠に植えられている日本固有種の常緑針葉樹のコウヤマキが移植されることが分かった。写真はソウルにある李舜臣像。

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2017年10月30日、韓国・ニューシスによると、韓国忠清南道牙山市の顕忠祠に植えられている日本固有種の常緑針葉樹のコウヤマキが移植されることが分かった。コウヤマキは「日本の天皇を象徴する」との理由で、韓国国会教育文化体育観光委員会の文化財庁国政監査で「移植しなければならない」と繰り返し指摘されてきた。また、朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領が書いた顕忠祠の看板の交換についても検討が行われる。

キム・ジョンジン文化財庁長は30日、国政監査で「顕忠祠に植えられているコウヤマキを移植し、朴正煕元大統領の文字でできた顕忠祠の看板の交換問題についても関係者の意見を収集して適切に処理する」と明らかにした。

東京の明治神宮にも植えられているコウヤマキは、韓国で「日本の天皇を象徴する樹種」と言われている。韓国で英雄視されている李舜臣(イ・スンシン)将軍を祭った顕忠祠にあるコウヤマキは、1970年12月に朴正煕元大統領が植えたもの。これをめぐり、李舜臣将軍の子孫や市民団体は8月、顕忠祠内のコウヤマキを境外に移すよう求める陳情書を文化財庁に提出していた。

文化財委員会は2000年以降、コウヤマキの移植に関する案件を3回にわたって審議したが、歴史性と時代性を根拠にいずれも存置を決定していた。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「日本植民地時代の名残を完全に清算しなければ、国が正常に動かない」「すぐに撤去すべき」「移植と同時に親日独裁の痕跡をしっかり記録してほしい」「親日名残の清算は大歓迎。朴正煕と朴槿恵(パク・クネ前大統領)のしたこと全てを正常化させる必要がある」などコウヤマキの移植に肯定的な意見が寄せられている。

一方で「放っておけ。移植なんて税金の無駄」「木は木に過ぎない。何かの象徴と考えること自体が間違っている」「コウヤマキは朝鮮でも愛されていた樹木。歪んだ反日精神だ」など移植に反対する声や、「コウヤマキがなぜ日本の天皇を象徴する?コウヤマキはマツの一種でしょ?マツは韓国の心を表す木であり、愛国歌にもよく登場する。コウヤマキが日本の天皇を象徴すると認めるの?」「顕忠祠も朴正煕が建てたのでは?顕忠祠も爆破するつもり?」などと指摘する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本)