パートナーとの交際期間が長ければ長いほど、セックスにマンネリはつきもの。円満な関係に不満はないけれど、「なんだか刺激が足りない…」と感じてしまう人、少なくないのでは。マンネリによるセックスレスや破局は、どうやって避けたらいい!? 多くの女性が抱える悩みの解決法を探るべく、"刺激"を取り入れてマンネリ克服に成功したカップル3組をインタビュー!

第3回目のエピソードを語ってくれたのは、ドイツ人の恋人と結婚して2年が経つY.K.さん(30)。毎回同じ流れのセックスに辟易していたという彼女のセックスライフを変えたのは、夫の出張!

―マンネリを感じるようになったのは、いつから?

セックスレスとかお互いを拒絶する、みたいなことは1度も経験していないんですよ。むしろその真逆で、セックスをしすぎて、マンネリを自ら招いてしまったんです。私もですが、とにかく彼の性欲が強くて。結婚前は2年間交際していたのですが、結婚後も変わらず、週4〜5回は必ずセックスをする生活が続いていました。相性はすごく良いのですが、さすがに何百回もしていれば、飽きてしまいますよね…。

でもセックスが生活のルーティーンになってしまっているせいで、お互いに"しない"という選択がとれなかったんです。なんていうか、ほとんど義務ですよね。濡れないときは、わざわざローションを使ったりしていて。結婚から1年が経った頃には、セックスレスに悩む友人の話を聞いて、"羨ましいな"と思っていたほど。

―ルーティーンが変わったキッカケは?

彼が珍しく、海外出張に行くことになったんです。しかも、2週間。2日以上離れ離れになるのは1年以上ぶりのこと。寂しさもありましたが、正直"ようやくセックスから解放される!"という喜びの方が大きかったですね(笑)。

数日間はごく普通に過ごしていましたが、1週間が経つ頃、忘れ去っていた性欲を感じるように。彼も同じだったようで、しきりに「早く会いたいよ」というメッセージが送られてきました。10日間が過ぎると我慢できなくなったのか、なんと彼からテレビ電話でセックスをしようという提案が! 画面を通して自慰を見せ合うという行為に最初は戸惑うも、これが意外と燃えるもので(笑)。一旦は性欲が治るかと思いきや、欲求がさらにヒートアップ。出張前とは打って変わり、彼に「早く帰ってきて!」とせがんでしまいました。

―その後、性生活は変わった?

彼が帰ってくるなり、お互いの体を貪り合うようにセックスをしました。終わったあと、こんなに気持ち良いセックスをするのは、いつぶりだろう…?と(笑)。彼も同じことを考えていたようで、「今日みたいなセックスをまた味わうために、少し回数を減らしてみないか?」という提案が。持てば2 週間、最低でも1週間は我慢する、というルールを決めました。

それからというものの、セックスの質がグンと向上。しない期間が長ければ長いほど感度が良くなるので、今ではどれくらい我慢できるか、最長記録の更新がふたりの楽しみのひとつ(笑)。わざとセクシーなランジェリーで彼を挑発したり、同じベッドで自慰を見せ合ったりするのも、性欲をより高めるのに効果的ですね。

"しなきゃ"という義務感によるストレスがなくなったせいか、彼に対する接し方も変わったようで、以前よりも仲が良くなりましたね。よく"それを続けているせいで、しない生活に慣れちゃったらどうするの?"と心配されますが、今のペースが私たちにとってはベスト。"たくさんセックスしているから仲がいい"という世間のイメージは、誰にでも当てはまることじゃないのだと、実感。ふたりにベストな回数やタイミングを模索することが、幸せなセックスライフを持続するためには不可欠だと思います!