広島を3度のリーグ優勝に導いた森保監督は、代表チームをいかなるチームに仕立て上げるのか。その手腕に注目が集まる。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 2020年に開催される東京五輪代表の森保一監督が10月30日、JFAハウスで監督就任会見を行なった。
 
 森保監督は、07年から09年まで広島でコーチを務め、12年から今年7月まで同チームの監督を務めた。12年、13年、15年と3度のリーグ優勝に導いた国内屈指の名将だ。
 
 気になるのは、この新指揮官がどんなスタイルを目指すのか。Jクラブのほか、大学、高校、ユースと様々なカテゴリーからメンバーを選出する代表チームとなれば、当然クラブチームとは勝手が違ってくる。
 
 指揮官は会見で「抽象的になりますけど、組織力を持って、連係・連動して攻守に関わるサッカーをしたい。もちろん選手の成長を促すために個の部分に目を瞑ってはいけないですけど、日本人の良さである“攻守ともに全員が戦う”。そういうサッカーを目指していきたい」と組織を重視することを強調した。
 
 さらに、戦術については「選手を見極めながら柔軟に考えていきたい。広島でやっていたことはベースとして持っていく。ただ形だけではなくて、個人戦術、グループ戦術のところで、サッカーの原理は同じ。ベースアップをしながら、最良のスタイルで戦っていきたい」ともコメント。
 
 3-4-2-1システムを用いて輝かしい実績を残した広島時代の戦い方は、あくまで基盤としつつも、選手の能力、特徴によって変えるつもりだという。
 
 チームは今後、12月のタイ遠征を経て、来年1月にU-23アジア選手権に臨む。果たして森保ジャパンは、いかなるサッカーを見せてくれるのか。今から楽しみだ。
 
取材・文:多田哲平(サッカーダイジェストWeb)