米大統領選でドナルド・トランプ陣営の選対本部長を務めていたポール・マナフォート被告(2017年10月16日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)2016年米大統領選へのロシア介入疑惑をめぐる捜査で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)陣営の選対本部長を務めたポール・マナフォート(Paul Manafort)氏を含む側近3人が起訴されたことが、30日に公開された裁判所文書から明らかになった。

 マナフォート被告とそのビジネスパートナーのリック・ゲイツ(Rick Gates)被告は、米国に対する謀略やマネーロンダリング(資金洗浄)など12の罪で起訴された。また、大統領選に携わった側近のジョージ・パパドプロス(George Papadopoulos)被告がロシア政府関係者との接触に関する偽証の罪を認めた。

 トランプ陣営をめぐっては、ロシアとの共謀関係にあったとの疑惑が数か月にわたり臆測や波紋を呼んできた。捜査を率いるロバート・モラー(Robert Mueller)特別検察官は、今回の起訴によって刑事責任追及の口火を切った。

 起訴内容は共謀の決定的証拠というにはほど遠いものの、トランプ氏の最側近らがロシアに対し政治・経済的利益を求めていたことを示すものだ。

 マナフォート被告とゲイツ被告は、前ウクライナ大統領のビクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)氏と同氏の親ロシア派政党から仕事の報酬として受け取った数百万ドルを隠していた罪に問われている。

 一方、トランプ氏の外交政策顧問を務めていたパパドプロス被告は、トランプ氏の対立候補者だったヒラリー・クリントン(Hilary Clinton)氏に不利な情報を提供すると申し出たロシア政府寄りの大学教授と接触した事実を隠そうとしたことを認めた。

 さらにパパドプロス被告はロンドンで昨年3月、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領のめいとされる女性と駐英ロシア大使と面会したことも認めた。同被告はその後、他のトランプ陣営関係者らに対し、面会ではトランプ氏と選挙運動スタッフとの会合を設けることについて協議したと伝えていた。
【翻訳編集】AFPBB News