米首都ワシントンのホワイトハウス前で、トランスジェンダーの人々の権利を支持するプラカードを掲げる人(2017年7月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)米首都ワシントンの連邦地方裁判所は30日、心と体の性別が一致しないトランスジェンダー(性別越境者)の人々の軍入隊を禁止した大統領令の差し止めを命じた。

 同地裁のコリーン・コラーコテリー(Colleen Kollar-Kotelly)判事は政府に対し、トランスジェンダーの軍入隊をめぐる状況を、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領による禁止令の前の状態に戻すよう命令。一方で、性別適合手術の費用負担禁止の差し止めを求めた原告側の申し立てについては棄却した。

 バラク・オバマ(Barack Obama)前大統領は、トランスジェンダーであることを公言している人々の入隊を認めるという歴史的な決定を下し、入隊解禁は今年7月に発効するはずだった。

 しかしトランプ政権は6月、同措置の施行を6か月遅らせると発表。翌7月にはトランプ氏自身がツイッター(Twitter)上で、トランスジェンダーの人々の入隊を「いかなる任務であっても」全面禁止すると発表し、国防総省の幹部らを驚かせた。

 さらにトランプ氏は8月末、トランスジェンダーの人々の入隊禁止を国防総省に命じる文書に署名。ただ既に従軍している人の処遇については、同省に判断を委ねた。

 トランプ氏の命令差し止めを求める訴訟は、今後のキャリアに関する不安を抱いたトランスジェンダーの軍人5人が起こしていた。
【翻訳編集】AFPBB News