「BNPパリバ・マスターズ」10の見どころ

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ATPが「BNPパリバ・マスターズ」での見どころを10のパートに分けて紹介している。


1. 争奪戦の舞台
「ATPファイナルズ」出場権のシングルス2枠、ダブルス1枠、そして年末時点の世界ランク1位の座と、3つの争奪戦が繰り広げられる。

2. すべてを決める
ラファエル・ナダル(スペイン)は「BNPパリバ・マスターズ」か「ATPファイナルズ」のどちらかに優勝すれば、年末時点の世界ランク1位の座に君臨する。ナダルはこの大会で、自身4度目となる年末世界ランク1位と、「ATPマスターズ1000」優勝最多記録となる31勝目を狙っている。「全仏オープン」で10回優勝しているナダルだが、パリで開催される他のツアー戦ではまだ優勝していない。「BNPパリバ・マスターズ」で決勝まで進んだのはたった1回、それも10年前の初出場まで遡る。

3. 「ビッグ4」だけではない
ナダル、ロジャー・フェデラー(スイス)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディー・マレー(イギリス)の通称「ビッグ4」は、2005年以来の「ATPマスターズ1000」全大会でのタイトル獲得率を84%(116大会で97回優勝)としている。しかし、今季の序盤からアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)とグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)がビッグタイトル戦で頭角を現し始め、ズベレフは「BNLイタリア国際」と「ロジャーズ・カップ」を、続いてディミトロフが「ウェスタン&サザン・オープン」を制覇している。

4. パリからロンドンへ
ナダル、ズベレフ、ディミトロフとともに、「BNPパリバ・マスターズ」と「ATPファイナルズ」の出場に名を連ねるのは、マリン・チリッチ(クロアチア)とドミニク・ティーム(オーストリア)の2人だ。チリッチは今秋、「楽天ジャパンオープン」、「上海ロレックス・マスターズ」、「スイス・インドア」で準決勝まで進出している。一方、ティームは9月以降の大会で準々決勝前に敗退している。

5. 保留続きの出場権
ダビド・ゴファン(ベルギー)、パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)は「ATPファイナルズ」の出場権獲得すれすれの位置にいる。「全米オープン」以降の戦績は、ゴファンが16勝4敗、カレーニョ ブスタが1勝4敗である。両選手ともシーズン最終戦への出場権確保を狙っているが、ゴファンは昨年補欠で出場している。

6. ラストチャンス
出場権獲得順位に近いところで苦戦しているのは、カレーニョ ブスタだけではない。ケビン・アンダーソン(南アフリカ)は「全米オープン」以来3勝4敗、サム・クエリー(アメリカ)は今秋2勝3敗と、いずれも負け越している。

7. 更に上位へ
フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は「全米オープン」以降、「ATPファイナルズ」の出場権獲得レースの順位を47位から13位に上げてきた。過去4回の出場を果たしているデル ポトロには、自力での出場チャンスが残されていて、それは「BNPパリバ・マスターズ」での初優勝である。

8. フランスの希望
「ATPファイナルズ」の出場権を争っている他の選手には、ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)とルカ・プイユ(フランス)の、2人のフランス人選手がいる。出場権を獲得するためにこの大会で必要となる成績は、ツォンガが準決勝進出、プイユは「ATPワールドツアー・マスターズ1000」で自身初となる決勝進出だ。プイユは日曜日の「エルステ・バンク・オープン」の決勝戦でツォンガを破り、これまでのキャリアで最高のタイトルと500レースポイントを手にした。

9. ダブルス最新事情
イバン・ドディグ(クロアチア)/マルセル・グラノイェルス(スペイン)ペアが日曜日の「スイス・インドア」で優勝し、500ポイントを獲得した。「BNPパリバ・マスターズ」で決勝まで残り、「ATPファイナルズ」の出場最終枠を奪取するというのが、2人が描くシナリオのひとつだ。昨年の「ATPファイナルズ」で準優勝だったレイブン・クラーセン(南アフリカ)/ラジーブ・ラム(アメリカ)ペアは、470ポイント差で追いかけている。

10. 次世代にも注目
「ネクストジェネレーション・ATPファイナルズ」の出場権を獲得した選手のうち、アンドレイ・ルブレフ(ロシア)、カレン・カチャノフ(ロシア)、デニス・シャポバロフ(カナダ)、ボルナ・チョリッチ(クロアチア)、チョン・ヒョン(韓国)の5人が、「BNPパリバ・マスターズ」に出場する。この5選手にジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)、ダニール・メドべデフ(ロシア)、ワイルドカードの選手が加わり、大会は11月7日〜11日の日程で開催される。

見どころ盛りだくさんの「BNPパリバ・マスターズ」は、11月5日までパリで開催中。


(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPマスターズ1000」優勝最多記録となる31勝目を狙うナダル
(Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)