30日、中国のポータルサイト網易に、歯ブラシがなかった時代の口腔(こうくう)ケアについて紹介する記事が掲載された。

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2017年10月30日、中国のポータルサイト網易に、歯ブラシがなかった時代の口腔(こうくう)ケアについて紹介する記事が掲載された。

記事によると、古代中国ではうがいによって口をすすぐことが行われていたという。古代書の「礼記」には、「鶏が鳴いたら、塩水で洗う」との記述があり、周の時代にはすでに朝起きて口をすすぐ習慣があったと紹介。唐の時代の「備急千金要方」には、「毎日一つまみの塩を口に含んで温水ですすぐと歯が強くなる」との記述もあるという。また、「延寿書」では、食後にお茶で口をすすぐことを薦めている。

こうした方法について記事は、現代では茶葉にタンニンとフッ素化合物が含まれているため、抗菌・殺菌作用があることが知られており、理にかなっていると分析。塩には歯を白くして丈夫にする作用があるほか、口腔病予防になることが知られており、歯磨きという習慣がなかった時代から口腔ケアは重視されていたといえるという。

その後、宋の時代には薬草などでつくられた歯磨き粉や、馬毛を植毛した歯ブラシが登場。簡素なものではあったものの、基本的に現在の歯ブラシと変わらないものが使用されていた。

では他の国ではどうだったのか?古代ローマでは布きれを使って歯を拭き、古代ギリシャ人は動物の骨を粉にして歯を磨き、原始的な部落では木炭や砂、枝などを使用していたという。

そんな中で、古代日本の口腔ケアが最も特異だと記事は紹介。それは「お歯黒」だ。おはぐろ水を主成分としたものを歯に塗るお歯黒は、虫歯予防に効果があったという。この方法は、日本の歴史において長く行われ、公家武士から農民にいたるまで、お歯黒は日常の習慣として浸透していたと紹介。しかし、口を開いたときに黒い歯が見えると、多くの人は身の毛がよだつだろうと結んだ。(翻訳・編集/山中)