iPhone Xの発売を11月3日に控えて、早くも1ヶ月前に出たばかりのiPhone 8を売りに出す動きが加速しています。

iPhone Xの予想外の購買層現る

AppleのiPhone Xは予想外の購買層を獲得したかもしれません。iPhone 8/8 Plusを1ヶ月前に購入したユーザーです。
 
英米で中古電子機器の売買を行なうDecluttr.comは、先月出たばかりのiPhone 8/8 Plusを早くも売りに出す動きが加速していると報告しています。
 
売りに出されるiPhone 8/8 Plusの数は、過去のどの新モデルよりも多いといいます。iPhone Xがいったん発売されるとiPhone 8の価格が著しく下がると予測されることから、発売前に売り払ってしまおうというユーザーが続出しているとみられています。
 
Decluttrのデジタルマーケティングマネージャーのジェームズ・ベル氏は、iPhone X発売前にiPhone 8/8 Plusが売りに出されることはまったく予想していなかったといいます。

下取りに出されるのはiPhone 7だけだと思っていたが、どうやらiPhone 8で満足していない人が多いようだ。ただ無意味にこういうことは起こらない。発売から1ヶ月以内にiPhone新モデルが売りに出されることはめったにないことだ。

Decluttrが買い取ったiPhone 8/8 PlusのiPhone全体に対する割合は7%と、昨年のiPhone 7の1%と比べ、7倍も多い計算になります。
 
256GBのiPhone 8の買取価格は最高で500ドルと、小売価格849ドルの3分の2程度となっています。10月27日のiPhone Xの予約開始以降は30%価格が下がったといわれています。

iPhone8はiPhone5cの運命をたどるのか

iPhone8に対するユーザーの評価は芳しいものではなく、いつもならiPhone新モデルの取引価格が上昇する中国でも安売りされているほどだといいます。
 
前述のベル氏は「ユーザーはiPhone8に新規性を見いだせず、基本的にiPhone7と同じようにしか捉えられなかった」と語ります。
 
Appleが2つのiPhoneモデルを立て続けに発売するのは今回が初めてではなく、2013年にはiPhone5sとiPhone5cの両機種が9月に発売されました。
 
Consumer Intelligence Research Partnersの調査では、iPhone5sの販売台数はiPhone5cの倍以上だったと発表されています。Appleのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、iPhone5sの新機能だったTouch IDに惹かれたユーザーが多かったのだろうとのコメントを残しています。
 
3D顔認証機能であるFace IDが新たに搭載されたiPhone Xの発売を控えたAppleは、iPhoneのスーパーサイクルに入るといわれており、iPhone8の低迷は、逆にiPhone Xのヒットにつながる可能性があります。
 
iPhone8とiPhone5cとの違いは、iPhone8はハイエンドユーザー向けのプレミアムモデルだということです。iPhone Xの出荷台数の不足はAppleの2017年第4四半期の利益を損ないかねません。
 
Rosenblatt証券のアナリストを務めるジュン・ザン氏は、iPhone8の生産台数が減らされるのではないかとの懸念を示しています。
 
 
Source:Yahoo! Finance
(lexi)