29日、韓国メディアによると、韓国の文化体育観光部が2018年平昌冬季五輪をPRするために制作し、公開した映像が「女性を貶めている」として批判を浴び、公開からわずか1日後に削除された。資料写真。

写真拡大

2017年10月29日、韓国・京郷新聞によると、韓国の文化体育観光部が2018年平昌冬季五輪をPRするために制作し、公開した映像が「女性を貶めている」として批判を浴び、公開からわずか1日後に削除された。韓国政府は民間の映像制作会社に1本当たり1000万ウォン(約100万円)を支払い、全部で5本の映像を制作したが、1本目の映像が問題となったことから、残る4本について公開の可否を検討している。

韓国政府の公式ツイッターに26日、「彼氏が私よりスポーツを愛している時の対処法」と題する2分30秒ほどのPR映像が掲載された。同映像にはスピードスケートに熱中する彼氏とその彼女が登場する。ソファーに座ってテレビを見ていた女性が「あなた、スピードスケートの試合が始まるわよ」と言うと、男性は「スケートだ、スケート!」と叫んで女性の顔を手で強く押し、倒してしまう。その後、映像では「スポーツの達人になる」という対処法が紹介されるが、女性がスピードスケートの知識を学んだ後、男性に「アウトコースを回る選手は赤色の腕章を着用し、インコースを回る選手は白色の腕章を着用する」などの知識を披露すると男性の耳から突然、血が流れだす。女性の言葉が「小言」であることを意味している。

これに対し、「デートDVや女性を貶める要素が含まれている」などと批判の声が相次ぐと、韓国政府は公開の翌日に映像を削除した。文化体育観光部関係者は「政府のSNSアカウントを通じて公開される映像であるため、今後はより慎重に検討し、制作する」と明らかにした。

韓国政府の制作したPR動画が「女性差別」問題に発展したのは今回が初めてではない。2014年には中央選挙管理委員会が公開した投票を呼び掛けるウェブ漫画に、ミスコンに出場するため投票前日に二重まぶたの手術を予約する女性が登場し、物議を醸した。

この映像について、韓国のネットユーザーからは「腹が立つ。自分のお金を投資するなら絶対にそのような映像は作らないだろうに」「時々、公務員の頭の中には何が入っているのか知りたくなる」「金の無駄遣いだ」「今後、韓国の公式コンテンツに女性は登場させない方がいい」「この案を企画した人、承認した人の名前を教えてほしい」「こんなにもレベルの低い作品が五輪のPR映像?信じられない」「チケットが売れないからやけくそになっているのか?」など驚きや批判のコメントが相次いでいる。(翻訳・編集/堂本)