掃除はこまめにやればやるほど、汚れが定着せず、短時間ですむもの。「さらに、まめな掃除以上にうれしい効果があるのが、汚れがつかない工夫をして備えておくこと。この仕組みをつくっておけば、ずっとラクが続くんですよ」。そう語るのは、知的家事プロデューサーの本間朝子さん。実際にお宅で行っているというアイデアを、ESSE編集部に披露していただきました。掃除で本当にラクをしたいなら、そもそも汚れがつかないように工夫をする

高い所や水回り、広い台の上などは、汚れを予防する対策をしておくとラクに。手が届きにくいところは、知らず知らずに汚れをためてしまい、定着化させるリスクが高い場所です。工夫をして、先回りすれば、まめに掃除しなくてもきれいが続きます。●広い台の上を収納スペースにしない


テレビ台などの上にものを置くと散乱しやすく、掃除の頻度も下がって、汚れがたまりがちに。また、掃除の際も、ものがじゃまをして効率がダウンしてしまいます。


「DVDなど、テレビ台の上に置きがちなものは、フタつきのカゴや棚の中に収納し、ホコリからガードしておきましょう」。●リモコンは、フタつきのボックスに入れる


AV機器やエアコンのリモコンは静電気でホコリがつきやすく、凹凸が多いので掃除が大変だし、じつは雑菌が多いなど、かなり不衛生です。「フタつきのボックスに入れてソファ横に置けば汚れにくいし、散らかりも防止できます」。●棚や冷蔵庫の上は、カバーで汚れ防止


手が届きにくく、目線よりも高い本棚の上には、新聞紙を幅に合わせて折ってかぶせておくだけ。「ホコリがたまってきたら捨て、新しいものに取り換えます」。


「リビングの棚は背が低く、ホコリが目立つので、好きなデザインの布でカバーリング。インテリアとしてもおしゃれに見え、ホコリが目立ちません。ときどきハンディーモップで払うだけで、きれいになります」。
冷蔵庫の上は油汚れがつきやすく、落とそうとするとひと苦労。そこで、ラップをかけておき、1年に1回取り換えれば、手間もかかりません。●スリッパはタオルホルダーにかける


使用したスリッパは湿気が抜けやすいようにキープできると、清潔なうえにメンテナンスの手間も減ります。本間さんのお宅では、玄関回りの壁の低い位置にタオルホルダーをつけ、引っかけて収納。「床から浮かせているので、掃除のときもジャマになりません」。●コンロそばにアルミガードを常備!油汚れをスマートに防ぐ


キッチンの油汚れは掃除の大敵。そこでコンロ下の引き出しに油汚れ予防のアルミガードを入れておき、炒め物や揚げ物をするときだけ出して使っています。


「小さくガードするので油汚れが飛び散らず、壁などの掃除がラクになります」。●資源ゴミはシンク下の引き出しに


シンク下の引き出しの下段をプラスチックカゴで仕切り、資源ゴミ置き場として使っています。「ペットボトルや缶などを、すすいですぐ入れられるので、出しっぱなしを予防でき、キッチンも汚れません」。●お風呂グッズは、床置きせずつるす


お風呂の掃除道具やオケ、イスなどを床に置きっぱなしにすると、ヌメリやカビが発生する原因に。「細々したものはタオルバーにS字フックでつるしています。水気がきれて清潔です」。


イスは、浴槽にかけられるデザインのものを愛用しています。

●教えてくれた人
【本間朝子さん】
知的家事プロデューサー。住まいは2LDKのマンション。自身の経験から、時間とムダな労力を省く「知的家事」を考案。著書に『家事の手間を9割減らせる部屋づくり』(青春出版社刊)ほか

<撮影/山川修一 取材・文/ESSE編集部>