スイス・グレンヘンで1912年に創立した時計ブランド、フォルティス(FORTIS)。1926年に世界初となる自動巻き腕時計の商品化に成功し、1968年には世界で初めてプラスチック時計を発売するなど、設立以来さまざまなエポックを打ち立ててきた。

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その中でも最も象徴的なのが、宇宙との関わりだろう。1994年にミール宇宙ステーションで初めて同社の時計が使用されたのを契機として、以降、ロシアのガガーリン宇宙訓練センターを出発するすべての宇宙飛行士の装備品にフォルティスの時計が採用されている。同社の時計はトータル10万回以上地球の軌道を回っていると言われており、つまりそれは無重力環境下で時を刻み続けるという、絶対的な信頼性を獲得することにつながった。

その端緒となったのが『スペースマティック"ar"(all risks)』というモデルの存在。1961年から1966年にNASAで行われた有人宇宙飛行計画ジェミニで、クルーはこのモデルを装着。その後、1970年代なると『スペースマティック』という名称は商標登録され、2000年代に入ると『スペースマティック』ラインが確立されるほど代表的なコレクションになった。

2017年秋に発売される新しい『スペースマティック』は、ブラックダイアルに6・9・12のホワイトインデックスを大きく配置し、デイデイト表示を3時位置に設けた、シンプルで視認性の高いデザインが秀逸。ケース径も40mmとやや小ぶりなので腕への収まりもよく、カジュアルからスーツスタイルまで幅広く着用できそうだ。





ラインナップは、サテン仕上げのステンレススチール・モデル『スペースマティック スチール』(上)とブラックPVD仕上げのステンレススチール・モデル『スペースマティック ステルス』(下)の2タイプ。いずれも、メッシュのような特殊加工を施したカーフストラップと、ナイロンストラップから選べるようになっている。

しかも、ナイロンストラップの『スペースマティック スチール』なら、価格は9万5040円(税込)。長く使えそうなシンプルデザインでリーズナブルなプライスは、機械式時計の入門機としてぜひ選択肢に入れたい1本だ。

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フォルティス『スペースマティック スチール』

フォルティス『スペースマティック ステルス』

textタケイシユーゾー(編集部)