都内の外務省飯倉公館で河野太郎外相(右)と握手する北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ事務総長(2017年10月30日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】来日した北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長は30日、核実験やミサイル発射実験を繰り返す北朝鮮について「世界的な脅威だ」との認識を示すとともに、制裁強化を支持すると表明した。

 ストルテンベルグ氏の来日は今回が初めてで、安倍晋三(Shinzo Abe)首相や小野寺五典(Itsunori Onodera)防衛相との会談が予定されている。

 安全保障の専門家や防衛当局者らを前に、ストルテンベルグ氏は「皆さんと同様、われわれも北朝鮮の挑発的で無謀な振る舞いを懸念している」と発言。北朝鮮は「大変に危険で、日本やこの地域の国々に直接的な脅威となっているだけでなく、世界的な脅威でもある」と述べた。

 また、国連安全保障理事会(UN Security Council)が先月採択した制裁決議については「北朝鮮に対する政治的、外交的、経済的な圧力をNATOは強く支持し、制裁の強化を歓迎する」とコメント。「さらに重要なのは、制裁を完全かつ透明性のある形で確実に実行することだ」と強調した。

 一方でストルテンベルグ氏は今月、対北外交努力は失敗だったとのドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領の発言を受け、北朝鮮に対する軍事行動は「破滅的な結果をもたらしかねない」と警告している。

 この点についてストルテンベルグ氏は30日、米政府には自国や同盟国を守る権利があるが、より一層の外交努力を呼び掛けてもいると強調。「われわれは軍事力を行使しなければならないというわけではない。目標は平和的解決だ」と述べた。
【翻訳編集】AFPBB News