「フルーツの王様」と呼ばれるドリアンの原産地・マレーシアが中国でドリアンフェスを開催するが、シンガポールが動揺している。

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2017年10月29日、環球網によると、「フルーツの王様」と呼ばれる南国のフルーツ・ドリアンの原産地であるマレーシアが、中国でドリアンフェスを開催する。

「南寧ドリアンフェスティバル」は広西チワン族自治区南寧市で11月3〜5日の日程で開催される。インターネットなどを通じたPRも活発に行われており、マレーシアは巨大市場である中国にドリアンを積極的に売り込もうとしている。

その一方で、マレーシアから多くのドリアンを輸入しているシンガポールがこのフェスティバルに注目している。シンガポールの英字紙ザ・ストレーツ・タイムズは「4トンもの高級ドリアンが中国に運ばれる」と題する記事を掲載し、フェスティバルの開催を報じた。

中国政府は現在、可食部だけ冷凍したドリアンのみの輸入を許可しているが、生の果実がそのまま輸入できるようになれば、収穫の大部分が中国に渡る可能性がある。そうなれば、シンガポールに輸出される量が減り、大幅に値上がりしてしまう恐れもあり、動揺が広がっているという。

2016年にシンガポールに輸入されたドリアンは1万7800トン。93%がマレーシア産だった。(翻訳・編集/岡田)