仏パリのレピュブリック広場で開かれた性差別や性的暴力に抗議するデモで、「#MeToo(私も)」と書かれた手のひらを見せる参加者(2017年10月29日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】フランス各地で29日、セクシュアルハラスメント(性的嫌がらせ)や性的暴行に泣き寝入りするのはやめて声を上げようと呼び掛けるデモが開かれ、ソーシャルメディアで共有が広がっているハッシュタグ「#MeToo(私も)」を合言葉に数千人がデモ行進した。

 米映画界の大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタイン(Harvey Weinstein)氏が女優らにセクハラや性的暴行を繰り返していた疑惑が明るみに出たことをきっかけに、ソーシャルメディア上ではこの2週間にわたり女性たちが相次いで「#MeToo」を付けた投稿で性的被害を受けた相手を告発している。

 首都パリのレピュブリック広場(Place de la Republique)では、女性を中心に集まった人々が「#MeToo」と書かれたプラカードを掲げた。パリ市警によると参加者は2500人に上った。南部マルセイユ(Marseille)やボルドー(Bordeaux)、北部リール(Lille)などでもデモが行われ、それぞれ100〜200人が参加した。

 デモを呼び掛けたフリージャーナリストのキャロル・ギャラン(Carol Galand)氏は、女性への性的暴行やセクハラの根絶を目指す運動が「ソーシャルメディア上の話題」で終わらないようにしたいと述べている。

 パリのデモに参加した飲食店の接客係の女性(18)は、勤務中に同僚男性から痴漢行為をされたとAFPに明かした。上司に相談したが「彼流のコミュニケーション」で片づけられたという。

 ボルドーでデモに参加した女性は、15歳の時にパーティーで薬物を盛られレイプされたが今まで誰にも話せなかったと打ち明け、「被害者が黙っているのは家族の間で騒ぎを起こしたくないから」だと語った。
【翻訳編集】AFPBB News