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●「Note」シリーズ3年ぶりに日本登場

サムスン電子ジャパンは10月26日、「Galaxy Note8」の発売記念イベントを開催した。ペン入力が特徴の「Note」シリーズは、日本では実に3年ぶりの新機種になる。

最大のライバルは、同じく大画面が特徴の「iPhone X」だ。その予約開始に先んじて発売にこぎ着けたNote8だが、果たして対抗できるのだろうか。

○日本では3年ぶりとなる「Note」の新機種

Galaxy Note8は、サムスン電子が8月に米ニューヨークで発表したGalaxy Noteシリーズの最新機種だ。同じくフラグシップのGalaxy Sシリーズと並ぶ、同社の最上位ラインになる。

だが、日本で最後に発売されたNoteシリーズは2014年10月の「Galaxy Note Edge」だ。翌年にサムスンは「Galaxy Note5」を発表したが、日本での発売は見送られた。

2016年には1つモデル番号を飛ばした「Galaxy Note7」が登場したが、バッテリーの不具合が世界的な問題に発展。日本でもNTTドコモとKDDIが冬モデルとして発売を予定していたが、直前で断念したという経緯がある。

この3年間で、サムスンの製品ラインアップにも変化が起きた。かつてのNoteシリーズは、当時としては貴重な「大画面スマホ」としても人気を博していたが、サムスンはSシリーズにも大画面の「Galaxy S8+」を投入するなど、需要に応えてきた。だが、ペン入力は依然としてNoteシリーズだけの特徴だ。

Note8の国内価格はドコモ版、KDDI版ともに12万円前後と高価だが、ドコモはMNP客向けの「月々サポート」を月額4158円×24回に設定した。2年間で約10万円という割引額は、iPhone Xの約1.8倍だ。この破格のオファーにより、他キャリアに移ってしまったNoteユーザーにラブコールを送る構えだ。

●Note8の最大の魅力

○ペン入力の需要を再び掘り起こせるか

Note8の最大の魅力は、本体に収納できる「Sペン」の存在だ。一般的なスマホ用の静電容量式ペンとは異なり、Sペンは定評のあるワコムのデジタイザー技術を採用。紙にペンを走らせるように自然な書き味を得られる。従来のNoteシリーズ同様、ペンは本体に収納できるので持ち歩きにも便利だ。

たしかに、最近ではフリック入力を使いこなす人が増えており、音声入力の実用性も高まってきた。だが、紙の手帳を持ち歩くビジネスパーソンなら、Sペンの機能をすぐに使いこなせるはずだ。黒い待ち受け画面に直接メモを書ける「画面オフメモ」など、買った当日から実戦投入できる機能も揃っている。

さらにサムスンは、ペンをコミュニケーションに活用する「ライブメッセージ」機能を押し出してきた。手書きの筆跡のアニメーション表示をSNSで共有できる機能で、端末に依存しない形式のためiPhoneユーザーにも送れるのがポイントだ。

Note8の発売まで3年の空白があったことで、スマホ市場におけるペン入力の需要は冷え切ってしまった印象がある。その一方で、ペン入力はiPhone Xにも真似できないNote8だけのユニークな特徴だ。スマホでペンが使えることのメリットを訴え、再び市場を盛り上げていくのがサムスンの狙いといえる。