窓は、建物という生き物の「瞳」だと思うんだ。

Andre Goncalvesさんが窓の魅力に気がついたのは、今から8年前、2009年のこと。それ以来、ポルトガルを拠点に3,000以上の窓ばかりを撮影してきたという。冒頭の言葉は、他でもない彼のセリフだ。

「なるほど…」と曖昧な相槌を打てば、「ははっ、変な人だと思っただろ?」と笑いかけられて返事に困ってしまった。それは図星で、今までも色々な研究者や、写真家の記事を書いてきたけれど、Andreさんもまた、不思議なことを言う人だなと思ってしまった。

彼は、窓という存在について、こんなふうにも説明している。

それぞれの場所にある建築物は、その地に根付く花や草、森、風の匂いのような自然と同じ。そのくらい多様で、歴史・文化・言語の個性が表れているんだ。

窓を覗いて、
そこにある物語をイメージする

Noerte,Portugal
Monsanto,Portugal
Porto,Portugal
Sesimbra,Portugal
Lisbon,Portugal
Amsterdam,Netherland
Guimaraes,Portugal
Costa nova,Portugal

こんなに窓ばかり見ることもないけれど、さすがはヨーロッパ。ここだけ切り取って並べても、じゅうぶん絵になる。

建てられた姿は変わらないまま、変わっていく風景をじっと見ている。時には中から監視されるように、時には外から覗き穴のように。だから彼は、窓を「瞳」だというのだろうか。

Licensed material used with permission by Andre Goncalves