元乃木坂46の深川麻衣が29日、三代目J Soul Brothersの山下健二郎とともに、東京・六本木で開催中の『第30回東京国際映画祭』内でおこなわれた、映画『パンとバスと2度目のハツコイ』のワールドプレミア上映の舞台あいさつに登壇、乃木坂46卒業後の現在の心境などを語った。この日は映画でメガホンをとった今泉力哉監督も合わせて登壇した。

 乃木坂46卒業から1年が過ぎた深川は、その後の女優となる覚悟について「環境や心境で変わったこともすごく大きいんですけど、変わらないことも多くて。だから自分にとっては乃木坂46で5年活動したこと、経験したことや出会ったものが、今の自分の土台に大きくなっていることを感じているんですけど、今までの経験があって、今の自分があるというのはもちろんなんですけど、でも自分で今選んで、本当にやりたかったこの仕事をさせていただいているので、その5年間に甘えずに、地に足をつけてこれから毎日一つずつお仕事に向き合っていきたいと思っています」と卒業直後からの自分を振り返りながら語る。

深川麻衣

 映画『パンとバスと2度目のハツコイ』は、パン屋で働く結婚に踏ん切りがつかない“恋愛こじらせ女子”と、偶然再会した中学時代の初恋相手との恋愛模様を描いたストーリー。ヒロインのふみ役を深川、その初恋相手でバツイチの男・たもつ役を山下が演じる。

 また映画祭で初めてのレッドカーペットは「初めてだったので、とりあえず転ばないようにドキドキしながら歩いたんですけど、すごく会場が盛り上がっていて楽しかったです」と楽しいひと時を振り返る。

 一方では本作が映画初出演、初主演となった深川は「撮影に入るまでは、本当にかなり緊張もしていたし不安もあったけど、始まってからはとにかく今泉監督の作る世界の中で、ふみという女の子が、不器用なりにも相手と自分と向き合っている姿が見ている方に伝わればいいなと思いながらやらせていただいたんですけど、緊張しました」と本作出演時の不安だった様子などを明かしながらも、現場では雨の中の撮影になるなどのハプニングに対しても「映画を作るということ自体も初めての経験だったので、ちょっとしたアクシデント的なことも勉強になるというか、楽しかったです」と積極的に役に向き合った様子を語る。

 また、この日はメディアからの質問も投げ掛けられ「海外からもファンから多く注目されているお二人より、海外のファンに向けて一言」とのコメントに、深川は「グループを卒業してもいまだに変わらずに皆さんや海外のファンの方が応援してくださるのはありがたいことだと思っていて、またどういう機会になるかわからないけど、そんな応援してくださっている海外の方にもいつか会いに行けたらいいなと思います」と感謝の言葉を返答した。

 一方で、今泉監督は本作での深川との出会いについて「ちょっと非がないというか、弱さを出さないとか、真面目過ぎたり、逆に天然っぽかったりとかいう部分が本人の魅力だと思って、そこをどんどん盛り込んでいったりという感じで作っていきました。真面目だったり気を使ったりするという印象があって、まだ本当の腹の底を知らないので、もっとさらけ出した部分を知ったら、またより面白いかも」と語り会場を沸かせながらも、良好な印象を感じた様子を語っていた。【取材・撮影=桂 伸也】

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