序盤戦は出場機会に恵まれなかったが、徐々に評価は上昇。チームに欠かせないプレーヤーになりつつある。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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[J1リーグ31節]広島 0-1 浦和/10月29日/Eスタ

 日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督も注目する背番号15が千両役者となった。
 
 残留を争いの真っ只中にいる広島とACL決勝を控えている浦和。対照的な両者の対決は序盤から一進一退の攻防が繰り広げられる。互いに好機も作り、浦和は23分に武藤、広島は25分にCKの流れから青山がそれぞれシュートを放つ。しかし、ネットを揺らすことは出来ず、前半は0‐0で折り返した。
 
 そして、迎えた後半。徐々に浦和が主導権を掴みつつある中で、長澤和輝が躍動する。61分だった。右サイドから遠藤航がダイレクトでクロスを入れると、中央に走りこんだ長澤が右足を一閃。ボレーで豪快に蹴り込み、ゴールネットを揺らした。
 
 その後は相手に攻め込まれるシーンもあったが、長澤が奪った1点を最後まで守り切った浦和が逃げ切り、3試合ぶりの勝利を収めた。
 
 試合後、殊勲の決勝弾を決めた長澤はフラッシュインタビューで、「広島の速いプレッシャーに自分たちのサッカーが思うようにできなかったが、苦しい時間帯にうまく点が獲れて良かったです」とコメント。そして、シュートシーンに関しては、「遠藤のパスが凄い良かったので、ゴールまで2、3メートルでしたし、当てるだけでした」と話し、J1初ゴールの感想を述べた。
 
 ただ、この日は前半から思うように足が動かず、本来のパフォーマンスを発揮できたわけではなかった。堀孝史監督も「立ち上がりは重そうな感じがしたけど、しっかり我慢して、良い結果を出してくれた」と話す。悪いなかでも結果を残したことは、長澤にとってプラスになるのは間違いないだろう。