サウジアラビア首都リヤドで開かれた建国記念日を祝う行事で、初めて競技場の観客席に座ったサウジ女性ら(2017年9月23日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(更新)サウジアラビアは来年から、女性が3か所のスポーツ競技場に入場することを許可する。当局が29日、明らかにした。現在男性しか入場が認められていない場所に家族連れで訪れることができるようになるという、画期的な動きだ。

 女性に対し、世界で最も厳しい規制を設けている国の一つであるサウジアラビアは長い間、公共の場所で男女を分離するという厳格な規則の下、スポーツ競技場からも女性を締め出してきた。

 超保守国家の同国では、強大な権力を有するムハンマド・ビン・サルマン(Mohammed bin Salman)皇太子が大規模改革を進めており、今回の発表もこれに準ずるもの。この改革の一環で、来年6月から女性による自動車の運転解禁も決まっている。

 スポーツ当局がツイッター(Twitter)で発表したところによると、「リヤド(Riyadh)、ジッダ(Jeddah)、ダンマム(Damman)の3か所のスタジアムで、2018年の早い段階で家族連れを迎え入れられるよう準備を始める」という。

 サウジアラビアには「後見人制度」が存在し、女性が学問や旅行、その他の活動を行う際には父親や夫、兄弟といった男性親族が許可を与えなければならない。

 ただ同国は現在、「ビジョン2030(Vision 2030)」と呼ばれる経済・社会改革計画を掲げて女性の雇用増大を目指しており、一部の規制緩和を進めている様子がうかがえる。
【翻訳編集】AFPBB News