2年に1度の東京モーターショーが開幕した。中国市場の拡大、日本市場の縮小により、世界の自動車業界における影響力低下が指摘されている同ショーだが、各メーカーからは未来を見据えた意欲的なコンセプト製品も数多く展示されている。(イメージ写真提供:123RF)

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 2年に1度の東京モーターショーが開幕した。中国市場の拡大、日本市場の縮小により、世界の自動車業界における影響力低下が指摘されている同ショーだが、各メーカーからは未来を見据えた意欲的なコンセプト製品も数多く展示されている。中国メディア・今日頭条は26日「日本のブラックテクノロジーだ」として、日本の自動車部品メーカーが発表した画期的な技術を紹介する記事を掲載した。

 記事は、ゴム製品メーカーの豊田合成が「衝突しても怖くない自動車」を開発したと紹介。この自動車はFlesby(フレスビー)IIという名称で、その外観はまるで緑色をした亀の甲羅のようであり、その甲羅のような部分がまさにこの車の特徴であると説明した。

 そのうえで「亀のようなデザインではあるが、甲羅のように固くはなく、緑色の部分は柔らかい。高分子素材を用いた『電子ゴム』によってできており、電流の調節によって自由に膨張、収縮することができ、車体の硬さや大きさを変えられるのだ」と解説。2年前に発表された初代のFlesbyに比べて高分子素材を使用した表面の面積がより多くなっており、更に安全性が高まっているとした。

 記事は「豊田合成は2007年からこの自動車の開発を始めている。LEDライトを通じて他のドライバーや道路使用者と意思疎通を図ることもできるほか、内装もより柔らかく快適なものになっている。30年には生産を開始する予定とのことだが、本当にこのような自動車が世に出てくれば、事故の確率も下がるかもしれない」と伝えている。

 中国のネット上や消費者の間では、自動車のボディは硬くて頑丈なものほど良いという認識が以前強く、衝撃を吸収して被害の重篤化を防ぐという考え方はまだまだ浸透していない。「硬いほど良い」と信じてやまない人にとっては、天地がひっくり返るほどのショックを覚えるコンセプトカーかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)