知念慶のヘディング弾が川崎Fの反撃の狼煙となった

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[10.29 J1第31節 柏2-2川崎F 柏]

 柏レイソルに2点目を許した直後、川崎フロンターレの鬼木達監督は2人目の交代枠を使ってFW知念慶を投入。後半頭から出場していたFW森本貴幸と2トップを組んだ。

「いつものフロンターレのサッカーではなく、シンプルなサッカーになることは試合前からわかっていましたし、そういうサッカーだと自分や森本くんのようなタイプが活きてくるとわかっていましたので、気持ちの整理はできていました」。ピッチに送り込まれたルーキーは、交代から17分後に結果を出す。

 後半25分、左サイドに流れたMF家長昭博を捕まえようと、柏の2選手が釣り出される。柏の選手を見ていた知念は「アキさん(家長)がサイドでボールをキープしたことで、相手がボールウォッチャーに」なっていたことを感じていたという。家長のクロスは柏の選手に当たってこぼれると、拾ったDF車屋紳太郎はゴール前にクロスを送った。「クロス上げる瞬間に、自分の前にいた選手が紳太郎くんしか見ていなかったので、その裏を取ったらいいボールがきたので叩きつけるだけでした」。柏の選手の集中力が落ちていたところを見逃さず、得意とするヘディングでゴールを陥れた背番号20は、今月4日のルヴァン杯で記録したプロ初ゴールに続いて、J初ゴールを記録した。

「勝ち点3にはつながらなかった」と知念はチームの結果に悔しさを見せたが、「持ち味的にも活きる試合展開だった。よくを言えばもう1点取りたかった」と手応えもつかんでいた。

「勝たないといけない試合だったので、この勝ち点1が優勝につながるか、何もなく終わるのかは自分たち次第だと思うので、この勝ち点1を無駄にしないように残りのリーグ戦を戦っていきたい」。10月に入って出場機会を増やしているストライカーは、残り3試合も貪欲にゴールを狙っていく。

(取材・文 奥山典幸)


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