27日、韓国メディアによると、韓国・江原道原州市にある紅葉の名所が強烈な悪臭に悩まされている。資料写真。

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2017年10月27日、韓国・YTNによると、韓国・江原道原州市にある紅葉の名所が強烈な悪臭に悩まされている。

江原道にある雉岳山国立公園は9匹の竜にまつわる伝説が残る九龍寺と美しい紅葉が見られる渓谷が観光客に人気のスポット。しかし、その渓谷が最近、汚水に悩まされており、近くに寄ると強烈な悪臭が漂い、大量の虫まで湧いているという状況になっているという。

悪臭の原因は渓谷付近にある公衆トイレ。観光客が増加したためにトイレの浄化槽があふれてしまったというが、問題は悪臭のする汚水がろ過されることなく、岩の隙間を通ってそのまま渓谷へ流れていること。観光客からは苦情が殺到し「早く対策を講じてほしい」との声が上がっている。

現在、問題のトイレは雉岳山内にある九龍寺の所有となっている。しかし、九龍寺は「トイレの浄化槽があふれた原因は寺の信徒ではなく、山を訪れた観光客にある」との理由で補修に難色を示しているという。一方、国立公園を管理する雉岳山事務所も「観光客もトイレを利用しているが、我々の所有ではない」と主張し、補修を拒否している。

両者の「責任の押し付け合い」により、原州市が汚水管を埋設する来年末までは何の対策も講じられない状況が続くとみられている。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「九龍寺は寺に入らない人からも入場料を取っているくせに。こういう時だけ信徒と区別するなんて卑怯だ」「川が汚れれば観光客が減る。後で困るのは自分。そんなことも分からないの?」「僧侶が金を稼ぐための職業になってしまった」など九龍寺の責任を追及する声が寄せられている。

また、「韓国は政府も市民も責任の押し付け合いばかり」「寺も公園も原州市も、自然に対する愛情はないの?情けなくてため息しか出ない」などと嘆く声も多い。

そのほか、「国立公園観光を禁止する制度をつくろう」「とりあえず国が補修するべきでは?こうしている間にも汚水はどんどん流れているのだから」「トイレを封鎖すれば解決」などと提案する声が見られた。(翻訳・編集/堂本)