最下位群馬に大苦戦も逆転名古屋が3位浮上! 連敗止めた松本がPO圏内浮上!《J2》

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▽明治安田生命J2リーグ第39節が29日に各地で行われた。

▽残り1枠となったJ1自動昇格を目指す4位名古屋グランパス(勝ち点66)は、すでに降格圏内が確定した最下位ザスパクサツ群馬(勝ち点19)をホームに迎え、4-2で勝利した。

▽試合前から強風と豪雨に見舞われた雨中での一戦は、地力に加えて風上のアドバンテージを活かした名古屋が攻勢に出る。青木と田口が積極的にミドルシュートを放っていくが、ここは相手GKの好守に遭う。それでも、優勢に試合を運ぶと、18分には相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーの田口がゴール前に入れたボールを青木がワンタッチでコースを変えて流し込んだ。

▽早くもスコアが動いた試合だったが、強風と強い雨の影響から20分過ぎに審判団が協議の末に中断を決断。そして、一時は中止も危ぶまれたものの、中断から約1時間後に試合再開が決定。前半20分過ぎから再開された試合は、互いに流れを掴み切れず、名古屋の1点リードのままで終了した。

▽しかし迎えた後半、名古屋の隙を突いた群馬が畳みかける攻めで鮮やかな逆転劇を見せる。まずは50分、右サイドでの細かいパス交換からボックス右に抜け出した松下が丁寧に折り返すと、これをファーの船津がダイレクトで蹴り込み、同点に追いつく。続く55分にはワシントンの不用意な横パスをカットした山岸のラストパスに抜け出したカン・スイルが見事なダイレクトシュートをゴール左隅へ流し込んだ。

▽最下位相手に試合を引っくり返された名古屋は杉森を下げて切り札シモビッチを投入。すると、失点から5分後の60分に追いつく。小林がゴール前に入れたパスを相手DFがトラップミスすると、これを奪った玉田が利き足とは逆の右足で豪快なシュートを突き刺した。

▽早い時間帯に試合を振り出しに戻したことで、名古屋の勝ち越し点は時間の問題かと思われたが、最後の局面で粘る群馬が簡単にゴールを許さず、試合は完全に名古屋ペースながら2-2の状態を保ったまま試合終盤に突入する。

▽ホームで最下位相手のポイントロスは許されない名古屋はここからさらに攻勢を強めると、86分にようやくゴールをこじ開ける。右サイドをえぐった宮原のクロスをシモビッチが丁寧に落とすと、これをペナルティアーク付近に走り込んだ田口がダイレクトシュートで流し込んだ。その後、後半アディショナルタイムにもシモビッチのお膳立てから青木がこの試合2点目を奪った名古屋が、苦しみながらも4-2の勝利。勝ち点を「69」に伸ばした名古屋はアビスパ福岡を得失点差で振り切り、3位に浮上した。

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▽昇格プレーオフ圏内再浮上を目指す7位の松本山雅FC(勝ち点61)は、すでに残留を確定させている17位FC岐阜(勝ち点44)とのホームゲームに臨み、2-1で勝利した。

▽昇格プレーオフ圏内復帰に向けて勝ち点3がほしい松本は、開始3分に石原のミドルシュートで最初のシュートを放つと、高崎の高さを生かした攻撃で相手を押し込む。しかし、15分にはハムストリングを痛めた岩間がプレー続行不可能となり、武井の緊急投入を余儀なくされる。

▽その後は押し込む松本に対して、岐阜が古橋、田中パウロ淳一の個人技を生かしたカウンターで応戦する形が続く。この展開の中で35分には工藤のインターセプトからスルーパスに抜け出した高崎、直後にはボックス付近で仕掛けた田中パウロ淳一がGKと一対一を迎えるが、互いに決め切れず、前半はゴールレスで終了した。

▽迎えた後半、立ち上がりにシシーニョのシュートでゴールに迫った岐阜は50分、小野の右CKをゴール前の田中パウロ淳一が相手DFを背負いながらも右足で流し込み、アウェイチームが先制に成功する。

▽勝ち点3必須の一戦でビハインドを負った松本はすぐさま反撃に転じると、こちらもセットプレーから追いつく。63分、ボックス手前やや左で得たFKの場面でキッカーの高崎が右足を振り抜くと、壁の上を越えたシュートがゴール左上隅の絶妙なコースを捉えてネットを揺らした。

▽1-1のイーブンとなった試合はここからさらにヒートアップ。65分には高崎のクロスからボックス左の那須川がフリーでシュートもGKビクトルの好守に遭う。逆に73分には岐阜が右CKから阿部が頭で合わすが、これはGK村山の好守に阻まれる。だが、75分に相手陣内左サイドで松本がFKを得ると、那須川がゴール前に入れたボールをパウリーニョが頭で右隅に流し込み、松本の逆転ゴールが決まった。

▽その後、粘り強い守備で最後まで岐阜の反撃を凌いだ松本が2-1で逆転勝利。連敗をストップした松本は5位に浮上し、昇格プレーオフ圏内返り咲きを果たした。

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▽また、熾烈な残留争いの直接対決となった21位レノファ山口(勝ち点31)と、18位ツエーゲン金沢(勝ち点39)の一戦は、アウェイの金沢が1-0で勝利した。試合は拮抗した状態が続く中、互いにチャンスを決め切れずに試合終盤へ突入。だが、試合終了間際の92分に左サイドからのクロスを途中出場の垣田が頭で合わせ、土壇場で劇的な決勝点を奪った。この結果、山口とのシックスポインターを制した金沢のJ2残留が確定した。

▽その他の結果は以下のとおり。

◆J2第39節

▽10/29(日)

湘南ベルマーレ 1-1 ファジアーノ岡山

松本山雅FC 2-1 FC岐阜

町田ゼルビア 1-1 カマタマーレ讃岐

レノファ山口 0-1 ツエーゲン金沢

モンテディオ山形 2-2 愛媛FC

名古屋グランパス 4-2 ザスパクサツ群馬

▽10/28(土)

徳島ヴォルティス 2-3 水戸ホーリーホック

ロアッソ熊本 0-2 Vファーレン長崎

大分トリニータ 1-2 ジェフユナイテッド千葉

東京ヴェルディ 0-0 アビスパ福岡

京都サンガF.C. 2-2 横浜FC