柿谷弾で3連勝のC大阪が3位浮上! マテオス愚行退場の大宮は残留遠のく9戦未勝利…《J1》

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▽明治安田生命J1リーグ第31節のセレッソ大阪vs大宮アルディージャが29日にキンチョウスタジアムで行われ、ホームのC大阪が2-1で勝利した。

▽ACL出場権獲得を目指す4位のC大阪(勝ち点54)と、逆転でのJ1残留を目指す17位大宮(勝ち点24)による一戦。前節、ヴァンフォーレ甲府を破って久々の連勝を飾ったC大阪は、ミッドウィークに行われた天皇杯準々決勝でも今回の対戦相手である大宮に2-0で快勝。今回の連戦に向けては山口を除く先発10人を変更し、杉本や柿谷、清武ら主力が先発に復帰した。一方、3戦連続ドロー中で8戦未勝利の大宮は天皇杯から山越を除く先発10人を変更。江坂やマテウス、菊池といった主力が復帰した。

▽試合当日まで降っていた大雨の影響で厳しいピッチコンディションの中でスタートした試合。開始直後にC大阪GKキム・ジンヒョンがスリップするなど、水を含んだピッチへの適応がカギとなる中、立ち上がりから互いに攻め合う両チーム。開始4分には柿谷のパスに抜け出した松田に決定機も、左足のシュートは相手GK加藤の好守に遭う。

▽拮抗した攻防が続く中、18分には試合の流れを大きく左右するアクシデントが発生。ルーズボールへの競り合いでマテイ・ヨニッチと交錯したマテウスが倒れ込んだ際にエルボーを見舞い、一発レッドで退場処分となった。

▽70分余りを残して数的不利を背負った大宮は、ここからホームチームの猛攻に晒される。すると31分、左CKの場面でキッカーのソウザが右足インスウィングで入れたボールをニアのDF菊池が頭でクリアを試みると、これがうまく当たり切らずにコースが変わったボールがファーポストに吸い込まれた。

▽一方、幸運な形から先制に成功したC大阪は、山口や清武、柿谷を起点にチャンスボールを送り込むと、前線の杉本らに決定機が生まれる。前半終了間際には山口のFKをファーの清武が折り返し、最後はゴール前のヨニッチがヘディングシュートも、ここは相手GK加藤の好守に遭い、前半のうちに試合を決められず。

▽迎えた後半、10人での逆転を目指す大宮は、横谷と長谷川をベンチに下げて、後半頭から瀬川とマルセロ・トスカーノをピッチに送り出す。だが、この積極交代も流れを変えるまでには至らず。

▽すると55分、後半も立ち上がりから攻勢を見せていたC大阪は丸橋の右CKふがファーサイドに流れると、これをフリーで拾った柿谷の豪快なシュートがクロスバーの内側を叩いてゴールネットを揺らし、貴重な追加点を奪った。

▽この2点目で勢いづくホームチームは、この得点直後にも清武、水沼のお膳立てから杉本に続けて得点機も得点王争いの重圧か、若きエースはいずれのチャンスも決め切れない。さらに64分にはキム・ジンヒョンのゴールキックを大宮GK加藤がクリアミスし、柿谷が無人のゴールに向けてロングシュートを放つが、これはわずかに枠を捉え切れない。

▽一方、何とか点差を縮めたい大宮はカウンターから幾度かチャンスを作ると、72分に1点を返す。左サイド深くに抜け出した江坂の折り返しを中央にフリーで走り込んだカウエがダイレクトシュート。クロスバーを叩いたボールをボックス右で拾った奥井のクロスがゴール前にいたDFヨニッチのクリアミスを誘うと、これがそのままゴールネットに吸い込まれた。

▽思わぬ形から最少得点差に縮まった試合はここから拮抗した展開に。何とかもう1点奪って試合を決めたいC大阪は、81分には柿谷のスルーから杉本がボックス内でGKと一対一の絶好機を得るが、GK加藤の好守に遭い決め切れない。それでも、数的優位を活かした試合運びで1点リードを守り切ったC大阪が2-1で勝利。3連勝を飾ったC大阪は、今節敗れた横浜F・マリノスを抜き、3位に浮上した。一方、敗れた大宮は同時刻開催の試合でヴァンフォーレ甲府、サンフレッチェ広島が敗れたため、勝ち点差こそ広がらなかったものの痛恨の敗戦となった。