11月12日までの期間限定で、450台の抽選販売が行われている「S208」。このエクステリアデザインを担当したのは、コンセプトカーの「SUBARU IMPREZA FUTURE SPORT CONCEPT」と同じデザイナー氏です(もちろんチームで担当でしょうが)。

STIにはデザイナーが在籍していないため、STI各モデルはもちろん、STIのアクセサリーなどもSTIがSUBARUやデザイン子会社などに委託してデザインされるそうです。

なお、SITの森 宏志氏も今回発表された「S208」を前にして、「下手ですが自分でスケッチを描くこともあります」と少し照れながら教えてくれました。

「S208」を運良く手にできたオーナーは、おそらく洗車は機械任せではなく、自らの手で丁寧にするはず。そこで、エクステリアのデザインを担当した方は、1つだけ外観に「STI」のロゴを隠しています。もちろん、トランクリッドやリヤスポイラーなどに配されたものではありません。

写真では非常にわかりにくいのですが、フロントバンパーのガーニッシュ部分のメッシュの中に「STI」のロゴが隠されています。

先述したように「オーナーの方が洗車をした際に気づいてくれれば」という想いが込められています。なお「S207」は、この部分が専用設計ではないためロゴは隠されていないとのこと。今回の「S208」は、ガーニッシュ部分も新たに起こされたため可能になったそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

東京モーターショー2017】スバリストも知らない!? SUBARU「S208」に隠されたデザイナーの遊び心とは?(http://clicccar.com/2017/10/29/525735/)