柏は2点差を守れず、ドローに終わった

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[10.29 J1第31節 柏2-2川崎F 柏]

 3戦勝ちなし(1分2敗)で5位に順位を落とした柏レイソルは、11戦負けなし(8勝3分)の2位川崎フロンターレをホームに迎えた。25日の天皇杯準々決勝の再戦となった一戦は、柏が2点をリードしたが、川崎Fが後半45分に追いつきドロー。勝ち点1を分け合った。

 2年ぶりの天皇杯準決勝入りを決めた一戦から中3日、柏は先発を2選手を入れ替え、FWディエゴ・オリヴェイラをFWクリスティアーノとの2トップに入れ、MF栗澤僚一を今季リーグ初先発に起用した。

 天皇杯は7選手を入れ替えて戦った川崎F。この試合ではMFエドゥアルド・ネットは出場停止となっているが、FW小林悠、MF中村憲剛、MF谷口彰悟、DFエウシーニョ

らをスタメンに並べた。

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 台風22号の影響によるピッチコンディション不良のため、約30分遅れてキックオフを迎えた。ピッチに水がたまっているためボールコントロールもままならず、ともに得意とするショートパスではなく浮いたボールを多用することを余儀なくされる。そんな状況下でも、柏はサイドのスペースに前線のブラジル人トリオを走らせ、川崎F陣内でプレーする時間を増やしていく。4分には栗澤が左サイドに出したボールにMFハモン・ロペスが反応し、中央へクロス。GK新井章太が飛び出すも処理できず、逆サイドに流れたボールをMF伊東純也が右足で合わせたが、シュートは枠を捉えることができなかった。ボールをつなげずチャンスをつくれない中、36分にはゴールまで25m超の位置でFKを獲得、クリスティアーノが直接狙うもGK新井がゴールを割らせない。

 対する川崎Fは11分に柏のクリアミスをついて中村がMF家長昭博へスルーパス。家長がシュートまで持ち込んだが、ボールはGK中村航輔の両手におさまった。前半37分にはボールをつないで柏ゴールにせまると、最後は中村憲剛が左足で狙ったがGK中村航輔がセーブしゴールを割ることができなかった。攻めてにとぼしい川崎Fは、後半開始とともにMF森谷賢太郎を下げてFW森本貴幸を投入、中村憲剛をボランチに下げて、森本と家長を2トップ、小林を右サイドに置いた。

 しかし、スコアを動かしたのは柏だった。3分、クリスティアーノがDF奈良竜樹との競り合いに勝ってペナルティアリアに切り込む。GKを引きつけると、逆サイドへ。これをハモン・ロペスが押し込んで柏が均衡を破る。さらに7分、左サイド深い位置でのスローインから、ハモン・ロペスがクロス。これをディエゴ・オリヴェイラがトラップして処理して右足で押し込み、柏がリードを2点に広げた。

 0-2とされた直後にMF三好康児を下げてFW知念慶を入れると、投入から1分後には知念がチャンスメイク。左サイドを突破し、中央へボールを送ったが森本は合わせることができない。なおも川崎Fの猛攻は続き、11分、柏ゴール前で混戦になったところで小林が無人のゴールを狙ったが、ゴールマウスをとらえることができず。15分には中村憲剛のクロスを谷口がヘディングでつなぐと、ゴール中央の森本が頭で合わせる。しかし、ゴール至近距離から放たれたシュートは、GK中村航輔の好守にあってしまう。

 

 一度は止んだ雨が再びピッチを濡らしはじめる中、川崎Fの猛攻がついに実を結ぶ。25分、家長が左サイドでキープすると、クロスは柏DFに当たってしまうが、こぼれ球を拾ったDF車屋紳太郎のクロスを飛び込んだ知念が頭で合わせ、ゴールネットを揺らす。

 2-1とされた柏は、栗澤に代えてMF細貝萌を投入し、逃げ切りをはかる。カウンターを虎視眈々と狙うと、35分にはクリスティアーノの左CKをファーサイドのDF中山雄太がヘディングシュートを放つが、GK新井がセーブする。

 3つ目の交代枠を使ってDF板倉滉を投入、前線に入れた川崎Fが、ついに同点に追いつく。45分、左サイドの車屋のクロスを小林が頭で合わせると、柏ゴールに吸い込まれ、スコアは2-2に。直後にも知念がペナルティエリアでシュートを狙ったが、GK中村航輔がセーブ。こぼれ球を森本がつめたが、ボールはゴールポスト左へとそれてしまった。

 試合は2-2のままタイムアップ。逃げ切りに失敗した柏は4戦ぶりの勝利ならず。終盤の猛攻が実って追いついた川崎Fだが、首位・鹿島が勝利したため、残り3試合で勝ち点差は「4」に広がってしまった。

(取材・文 奥山典幸)


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