28日、北朝鮮が領海を侵犯したとして拿捕した韓国漁船とその乗組員を6日で送還した。異例の早期送還した北朝鮮の意図を韓国政府が分析中だ。資料写真。

写真拡大

2017年10月28日、北朝鮮が領海を侵犯したとして拿捕(だほ)した韓国漁船とその乗組員を6日で送還した。異例の早期送還した北朝鮮の意図を韓国政府が分析中だ。韓国・MBCが伝えた。

日本海側領海を侵犯したとして、今月21日に北朝鮮に拿捕された韓国漁船1隻が27日、韓国側に送還された。韓国人7人とベトナム人3人の乗組員の健康状態に異常はないという。

北朝鮮が拿捕した韓国漁船と船員を送還したのは10年9月以来7年ぶりのことで、以前は1カ月ほど抑留していたが、今回は異例の早期送還を行ったことに韓国政府は神経を尖らせている。

北朝鮮は国営朝鮮中央通信の報道で今回の送還を通報したが、その中で「人道主義的次元」という表現を使っており、韓国政府は「現在の朝鮮半島の緊張局面を転換しようとする意図ではないか」と分析している。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「みんな無事でよかった」「幸いなことだが、今後も注意が必要」「どれだけ怖かったか。でもよかった」など、無事帰国した船員たちを気遣う言葉が多く寄せられた。

また、「北朝鮮も人権を尊重するということだろう。何の分析の必要があるんだ?」「自分たちが食べていくだけでも大変だから、口減らしだろう」など、北朝鮮の意図に言及する意見もみられた。

その他、「朝鮮半島の平和を祈願する」「自国民が漁船とともに拉致されても政府とメディアが6日間沈黙していたことの方が問題」などとするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)