犬を飼うと後悔する可能性のある事

筆者も犬を飼っているため、犬を飼うと毎日が楽しく、豊かな生活になるということはよく知っています。しかし、もちろん楽しいだけではなく、飼うことによって行動範囲が制限されてしまったり、労力が必要となる事も出てきます。

近年、徐々に減少傾向にありますが、これらの理由から悲しいことに、一度は家族として迎え入れたものの保護施設に託してしまったり、中には捨ててしまう人もいるのです。

このように悲惨な運命を辿ってしまう犬を少しでも減らすため、犬を飼いたいと考えている人はまず犬を飼うことのデメリットをしっかりと知っておく必要があります。そのため、ここでは敢えて犬を飼うことで後悔する可能性がある大変なことを5つお話しします。

1、しつけ

まずはしつけ問題です。しつけと言っても様々な種類のしつけがあります。

代表的なしつけは、日常生活を送る上で欠かせないトイレの覚え方や自分の名前を覚えさせること(呼びかけられることでこちらに歩み寄ってくるようにする)などの基本的なしつけから、問題行動を直すためのしつけまで様々です。

基本的なしつけで挙げた「トイレトレーニング」であっても、覚えの早い犬と覚えの遅い犬はいますので、すぐにトイレの場所を把握し、性格にできる子もいれば、なかなか指定の場所でできず、違う場所に粗相をしてしまう子もいます。

問題行動というのはしつけが完了するまでが非常に大変です。家具を破壊してしまう子もいますし、ゴミ箱を荒らしてしまう子、飼い主が見えないと吠え続ける子など多岐にわたります。

これに関しては根気強く教えていくことが大事となってくるため、「なんで止めないのよ!」と頭ごなしに怒るのではなく、常に冷静さを保ち、愛犬としっかりと向き合い、最後まで諦めずに取り組むことが必要となってきます。

これらのしつけをしっかりと行うことで主従関係や信頼関係を正しく築くこともできますので、必ず行う必要のある、飼い主さんの「義務」だと考えておきましょう。

2、自由な時間が以前よりも減る

今までは自分の中で考えている生活サイクルで行動していたという人も、犬を飼うことによって生活サイクルがまったく変わったということは珍しくありません。つまり、自分が持てる自由な時間が以前に比べると減ってしまうのです。

朝は家を出る少し前まで寝ていたという人も、以前よりも早めに起きて散歩に行く必要が出てきますし、ごはんも与え、病気や怪我の可能性が少しでもあれば病院へ連れて行かなければ行けません。

帰ってきたら、ごはんを食べてお風呂に入って寝ていたという人であっても、夜の散歩へ行き、尚且つ愛犬と向き合う時間が必要ですので、一緒に遊んであげるなどのコミュニケーションをとってあげなければいけません。

最も一緒に遊んであげたり、散歩に行ったりすることに関しては、愛犬に愛情を注いでいればその可愛さから自然と行ってしまう飼い主さんが多いでしょう。

しかし、これだけではありません。先ほどご紹介した「しつけ」を行う時間もしっかり考えておく必要があります。しつけをしなければいつまでも問題行動が減りませんし、基本的なことも覚えられないままとなってしまいます。飼う前に言っておきますが、これは犬の問題ではありません。飼い主さんのしつけを怠ってしまったことが原因となります。

このしつけは最初に話した通り、犬もそれぞれ性格や能力が違いますので、個体差が出てきます。すぐに終わってしまう子もいれば、なかなか覚えられず、時間を費やさなければいけない子もいます。

これだけの時間を愛犬のために確保することができるかどうかを考えなければいけないのです。

3、高額な医療費

金銭面は非常に重要なポイントとなってきます。普段のお世話に必要な食費や用品代だけでも相当しますが、実はそれだけではないことを把握していますか?

臨時出費の代表として挙げるとすれば、病院の定期検診やワクチン代、ペット保険料、美容院代などが挙げられます。ワクチン代には、混合ワクチンと狂犬病ワクチンが含まれます。どちらも年1回を目安に「案内はがき」が届きますので、届いたらなるべく速やかに連れて行くようにします。

美容院代に関しては、毛量の多い犬、カットの仕方、美容院によって料金の幅が大きく変わります。中には「自分の美容院代よりも高い…」なんて声も珍しくありません。ちなみに筆者はトイプードルを飼っているのですが、トリミングは2〜3ヶ月に1度行く必要があるため、年間で計算しますと筆者よりも美容院代が高いです。

そして1番大きな臨時出費として、高額な医療費が挙げられます。突然の怪我や病気になった際、診察してもらい、治療してもらうとなると、驚くほど高額な医療費が提示されることとなります。もちろん、病気や怪我の具合などによって異なりますが、「こんなに高いの?」と驚いたことがあるという声は多く聞きます。

さらに高額ではなくとも多い病気として、食品アレルギーが挙げられます。実は筆者の愛犬も食品アレルギー検査をし、引っかかっており、ドッグフードに関しては市販されている物は食べることができないため、病院で注文してもらった専門フードを食べています。

そのため、普通のドッグフードに比べるとドッグフード代も高額なため、当初考えていた食費を遥かに上回っています。しかし、大事な家族である犬のためですので、惜しむことはできません。

このように予想をしていなかったところから予想外の高額出費が来ることもあります。しかし、大事な家族の一員である愛犬のためですので、それを躊躇することはできません。

4、気軽に遠出ができない

そしてよく聞く「困った」という声の中に旅行があります。最近では犬と一緒に泊まれる宿も増えてるため、車で行ける範囲内であれば一緒に旅行を楽しめるようになってきました。

しかし、やはり犬が一緒に入ることのできる観光施設自体が限られているため、「ここ行きたい!」と思っても入れないということは多いです。

また、以前は気軽に友達と旅行していたという方も、1泊、2泊、3泊と犬を1人でお留守番させることはできないため、簡単に行くことはできなくなります。ペットホテルに預けるという方法もありますが、臆病な子や神経質な子は体調を崩してしまうこともあります。

したがって、犬を飼う際には遠出が以前よりも簡単にできなくなってしまうことを考え、遠出をすることになったら信頼できる人(家族や友達)に預けることができるかどうかも検討し、本人の承諾を得ておく必要があるでしょう。

また、その家に預けた際に犬自身が慣れていなければペットホテルと同じ状態になりかねませんので、預ける相手と会わせておく、遊んでもらうことで、事前に慣れさせておくことが大切です。

5、住みたい家に住めない可能性

犬を飼うことで大きな障害となるといえば、賃貸アパート・マンションを借りる際です。やはりペット可と言われている賃貸物件は以前よりも増えてきてはいるものの、未だ少ないというのが現状です。

そのため、自分たちの希望の土地で、希望の間取りという条件の中でペット可の賃貸物件を探すことは容易とは言えません。

賃貸でなくても同じです。マンションを購入しようと考え、上記と同じように条件を設定し、ペット可のマンションを探しても意外と見つからないということも多いです。または「駅から徒歩30分圏内」となってしまう場合もあります。

したがって、犬を飼う際には今後引っ越しする可能性があるか、さらに引っ越しする際は犬が飼える物件を根気強く、そして条件を譲歩することができるかどうかを考える必要も出てきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は大きく分けて代表的な例を5つ紹介させて頂きましたが、この他にも愛犬の介護や愛犬を看取った後のペットロスなどにも向き合う必要があります。

もしもこれらをしっかりと考えた上で、それをしっかりと実践できると判断したのであれば、毎日変化を起こしてくれますし、笑顔も引き出してくれる最高のパートナーとなってくれること間違いなしです!

飼いたいと考えている方はこれらの点を考慮し、愛犬の一生にかかる金額を見積もるなどした上で飼うようにしましょう。