日本と中国で栽培されている作物の種類はそれほど大差がないが、味や品質の面では大きな違いが存在するのが現状だ。中国メディアの今日頭条は25日、「中国の農業関係者たちが日本の農業現場を視察し、背後にある秘密を見た」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本と中国で栽培されている作物の種類はそれほど大差がないが、味や品質の面では大きな違いが存在するのが現状だ。中国メディアの今日頭条は25日、「中国の農業関係者たちが日本の農業現場を視察し、背後にある秘密を見た」とする記事を掲載した。

 日本の農業を視察するために訪日したのは35人からなる中国の農業関係者だ。1週間の視察では日本の農家や農業試験場、また農業機械製造の工場やりんごの苗の栽培場などを見学したというが、どの場所においてもたくさん学ぶことがあり、大きな収穫につながったようだ。

 視察に参加した中国人たちは、日本では作物の生産性を向上させるために多くの努力と研究が積み重ねられていることを知り、一様に驚きを見せたという。

 たとえば農林水産省によるモデルハウス型野菜生産工場を見学した際は、農作物を工場で生産するにあたって、まるで高額な製品を生産するかのように管理を自動化し、品質と生産量を安定させるための取り組みが行われていたと紹介、「農業生産においても、日本人は匠の精神を発揮していた」と伝え、中国人も学ぶべきであるとの声があがったと伝えた。

 さらに、野菜生産工場ではなく、一般の農家においても日本ではより良い作物を作るために多大な手間とコストがかけられているとし、土壌を重視することから始まり、品質と安全性を重視しながら行われる日本の農業は「まるで芸術品を作っているか」のようだったと紹介。また、農作物の品質を向上させ、ブランド価値を持たせるという努力が日本各地で行われていることを目の当たりにして「中国と日本の農業には20ー30年の開きがある」とした。

 また記事は、中国の農業も単に生産量を増やすことを目標とする現状から、品質を追求し、ブランドを構築する農業へと転換していく必要があると伝え、日本の農業現場を視察したことで「中国の農業の将来に希望を持つことができた」と伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)