今年のノーベル文学賞を受賞した日系イギリス人作家のカズオ・イシグロ氏。受賞後にイシグロ氏は「日本に感謝している」「日本の文化の影響を受けている」と答えたが、その言葉を誇らしく感じた人もいただろう。外国人観光客も年々増え、「日本の良さ」に世界から注目が集まっているが、日本人は「世界に誇れる日本の良いところ」をどれだと思っているのか。20〜30代の社会人男性200人に聞いてみた。

■世界に誇れる“日本の良いところ”TOP10
(1〜3位を回答。1位=3pt、2位=2pt、3位=1ptとし集計。協力:アイリサーチ)

1位 治安が良いところ 345pt
2位 交通機関が時間に正確なところ 242pt
3位 清潔な環境 151pt
4位 生水を飲めるところ 93pt
5位 商品の品質が良いところ 81pt
6位 繊細で多様な食文化があるところ 60pt
7位 温泉や入浴の文化があるところ 58pt
8位 多様なサブカルチャーがあるところ 47pt
9位 コンビニが普及しているところ 41pt
10位 自販機が普及しているところ 31pt

大きく差をつけて「治安が良いところ」が1位に。海外旅行に行ったするとそれを強く実感するのだろうか。また、2位に「交通機関が時間に正確なところ」、3位に「清潔な環境」、4位に「生水を飲めるところ」が並ぶなど、“文化”よりも“生活環境”を良さと捉えているようだ。それぞれの項目を選んだ理由も見てみよう。

【1位 治安が良いところ】
「夜中に出歩いても大丈夫な国は滅多にない」(29歳)
「災害時に、外国ではコンビニ襲撃。日本人は長蛇の列でも並んで買い物をしている」(26歳)
「島国特有の温和な人間性が治安を保っている」(23歳)
「落とした財布が無事に戻ってくる。席に荷物を置きっぱなしにしても置き引きに遭うことはほとんどない」(28歳)

【2位 交通機関が時間に正確なところ】
「細かく、正確に、安全に運行を行うことで、信頼性を高めている」(29歳)
「時刻表があてになる」(25歳)
「1分でも遅れると、すぐにお詫びの案内やニュースが届く。世界的に見てもこれは大きな誇り」(28歳)
「分単位、秒単位でオペレーションされる公共交通機関はもはや奇跡!」(29歳)

【3位 清潔な環境】
「ゴミが落ちていたら拾うという風潮がある」(29歳)
「公共の場がきれい」(22歳)
「外国は大通り以外は汚いイメージがある」(29歳)
「健康に害を及ぼす環境が少ない」(26歳)

【4位 生水を飲めるところ】
「生水を飲んでもお腹を壊さない」(27歳)
「上水道、下水道の整備の状況は素晴らしい」(29歳)
「ペットボトルの水ばかりを飲まなくていい」(24歳)
「ほかの国では生水は飲めないと聞き、日本のすごさを知った」(24歳)

【5位 商品の品質が良いところ】
「日本製のブランド力は自慢」(26歳)
「日本製は壊れにくく裁縫などがきっちりしている」(28歳)
「真摯に商品を作っていることが明らかである」(26歳)
「品質はもちろん、クレーム対応もすばらしい」(27歳)

【6位 繊細で多様な食文化】
「和食の繊細な味は魅力的」(26歳)
「食に芸術性がある」(29歳)
「日本食ブームが素晴らしさを物語っている」(25歳)

【7位 温泉や入浴の文化】
「温泉に入りながら紅葉や雪景色を見る贅沢」(28歳)

【8位 多様なサブカルチャー】
「そこから派生した声優カルチャー、コスプレカルチャーなど幅広い文化が日本から生み出されている」(27歳)

このランキングをきっかけに、日本のどこが好きなのか見直してみては?

(嶋野清明)