夫のイライラ、不機嫌…その意外な原因と妻のベストな対処法5つ

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基本的に温厚な夫でも、たまに無性にイライラしているとき、または機嫌が悪いときってありませんか?

ワタシの話を聞いてーー夫婦愛の破壊と再生その3【第40話マンガ連載:鈴木さんちの子育て通信】

いったい、夫は何が原因でイライラしたり、機嫌が悪くなっているのでしょう?

夫のイライラの意外な原因と、妻としての対処法を、実例を交えてお伝えします。

子どもの誕生日に見せた夫のイライラに不満爆発

以前、NLPという心理学の講座を受講していたとき、同じ受講者の既婚女性(Aさん)の悩みについて、講座の中で話し合ったことがありました。

Aさんは、夫婦共働きで、3人の子育て中でした。ご主人は、家事も子どもの相手も自分から率先してやってくれますが、たまに無性にイライラした空気を出すことがあり、「話しかけるなオーラ」を出してひとりで晩酌をしているときもあるといいます。

そんなご主人の態度に、「何が原因なのかしら?私のことでイライラしているのだったら、言ってくれたら対処もできるのに…」といつも不満に思っていました。

そんなAさんの不満が爆発したのは、子どもの誕生日。子どもが大好きな遊園地に遊びに行ってアトラクションの順番待ちをしているとき、ご主人がイライラした表情を見せたのです。

その夫の顔を見たとたん、怒りが沸き、Aさんは「もういい!そんなに不満なら、私たちだけで楽しむから、あなたは帰って!!」と怒鳴ってしまったのです。それ以来、夫婦仲はより険悪なムードになってしまい、会話が少なくなってしまったと言います。

このAさんの話を聴き、心理学の先生は、「どうしてご主人にそんなに腹が立ったの?」と質問をしました。

Aさんは、「主人は混んでる場所が嫌いだから、遊園地も好きじゃなくて、私たちに付き合わされてウンザリしていたんです。でも、子どもの誕生日の日ぐらい、我慢してくれてもいいじゃないですか」と言いました。

先生は、「ご主人は、遊園地に行きたくないとか、Aさんに文句を言っていたの?」とまた質問をしました。Aさんは、「言葉には出さないけど、そう思っていたに違いない」と答えました。

その後も先生がいろいろ質問していくと、Aさんの頭の中には『夫のイライラ=私のせい』という図式があることが分かりました。しかしそれは、まったく成り立たない図式であることも分かってきたのです。

そう、Aさんは、勝手に作った解釈で、被害妄想に入り、不満を溜め込み、爆発させてしまっていたのです。

そして先生は、「男性が家庭でイライラしたり機嫌が悪くなるときがあるのは、妻や家庭のことが原因ではなく、他に原因があることのほうが多い」ということを、男性の目線から述べてくれたのです。

夫のイライラの原因3つ

Aさんのように、夫がイライラしていたり、機嫌が悪いと、「私のせい?」と感じてしまう女性は少なくないでしょう。

しかし、夫のイライラや機嫌の悪さは、妻や家庭のことが原因ではないことのほうが、圧倒的に多いのです。

それを、自分のせいだと勘違いして、「私がなにかした!?」と夫に突っかかっていったら、夫婦仲は悪化していくばかり。

では、夫がときおり見せるイライラや機嫌の悪さの原因は、いったいなんなのでしょう?代表的なものを3つご紹介します。

■1.仕事関係

まず1番多いのは、仕事関係のストレスです。仕事がうまくはかどらない、がんばっているのにまったく評価されない、嫌な客ばかり対応させられた、嫌な上司に怒鳴られた、会社の雲行きがあやしい・・・こんなとき、男性はひどくイライラします。多くの男性にとって、仕事は人生の中心を占めるもの。妻や子どもがいるとなると、「養っていかなければならない」という責任感があるので、よりプレッシャーも感じやすいのです。

仕事での出来事は、「家に帰ってスッパリ忘れる」ということはなかなかできません。それがイライラした表情や、機嫌の悪さとなって、家庭で漏れ出してしまうんですね。

■2.お金関係

男性にとって、『お金まわりが良い』というのは、社会を渡り歩いていく上で立派な武器になりますし、プライドに繋がるものでもあります。

特に自営業者でや経営者の男性は、お金まわりが悪いとき、イライラしやすくなったり、機嫌が悪くなる傾向が強いです。

毎月会社から決まったお給料がもらえる会社員とは違い、自分でお金を稼がないといけない分、お金周りが悪くなると不安も強くなり、プレッシャーを感じやすいのは、会社員より強いかもしれません。

■3.自由な時間がない(趣味の時間が持てない)

没頭できる独自の趣味がある男性は、趣味に使える自由な時間が少なくなると、ストレスを発散できず、イライラしやすくなります。その他、定期的にひとりでぼーっとできる時間がないとダメというひとりが好きな男性もいるようです。

妻としての対処法

夫がイライラした表情を見せたり、機嫌が悪いとき、妻としてはどう対応したらいいのでしょう?無駄な争いを生まず、夫婦の絆を深める対処法を5つご紹介します。

■1.放っておく

仕事やお金まわりが原因の場合は、仕事がうまくいきだしたり、お金まわりがうまくいき出したら、勝手に機嫌が回復します。なので、それまでは基本的には『放置』の姿勢が一番です。ここで夫のイライラを「自分のせい」だと思い込んでしまったら、家庭全体の空気が暗くなったり、自分もイライラして、夫婦仲を悪化させる原因になってしまいます。

■2.ねぎらいの言葉をかける

たまに、「大変そうだね。お疲れ様」「いつもありがとうね」など優しい言葉をかけてあげると、夫は喜びますし、イライラや機嫌の悪さが少し緩和されます。

■3.話を聴く

男性は、基本的に悩み事があるときは自分の中だけで抱え込み、滅多に人に相談などをしませんが、たまに自分の中だけで抱えきれないときは、愚痴を打ち明けることもあります。夫が「最近仕事が大変でさ・・・」などと言ってきたときは、話をじっくり聴いてあげましょう。

人は、悩み事などを打ち明けることで、心が軽くなります。聴くことは「癒す」ことなのです。ただ、話を聴いた後、もしくは最中に、ダメ出しや否定はしないように。これでは、夫を癒すどころか、よりイライラさせることになります。

■4.ひとりの時間を作ってあげる

没頭できる独自の趣味がある男性や、ひとりが好きな男性には、ひとりになれる時間を作ってあげましょう。

■5.苦言は、夫の機嫌が良いときに言う

夫に対しての苦言は、できるだけ夫の機嫌が良いときに言うようにしましょう。イライラしているときや機嫌が悪い最中に言うと、言い争いに発展してしまう可能性が高くなります。

人と長く良い付き合いをしていくにおいて、「被害妄想は持たない」「思い込みで判断しない」ということは、とても大事な気がします。

女性は月経前にイライラしやすくなったりしますが、男性は男性で、女性とはまったく違う原因でイライラすることもあるのです。そのことを理解してコミュニケーションを取れば、お互い今より楽な気持ちで付き合っていくことができるのではないでしょうか。