ビッグセーブを立て続けに見せたGK杉山力裕

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[10.28 J2第39節 東京V 0-0 福岡 味スタ]

 勝ち点1は望んだ結果ではなかったが、守護神としてはパーフェクトな働きを見せた。アビスパ福岡のGK杉山力裕は劣勢となった東京ヴェルディ戦、決定的なシュートを何度もストップするなど、9試合ぶりの無失点試合を展開。攻撃陣が不発に終わり、勝ち星は得られなかったが、「失点0で抑えられたところを前向きにとらえて、残り3試合で3連勝する」と前を見据えた。

 2位で迎えた福岡は3位の長崎と勝ち点で並んでおり、自動昇格圏死守のために勝たなければならない一戦。9月2日の讃岐戦(△2-2)から8試合連続で失点を喫していた守備陣は「何としても勝ち点3がほしい」と普段以上の意気込みで臨み、「身体を張ることもできたし、戦う姿勢は見せられた」と振り返るパフォーマンスを見せ、4連勝中で好調な東京V攻撃陣にゴールを割らせなかった。

 なかでも守護神のプレーは出色だった。前半36分、FWドウグラス・ヴィエイラのスルーパスに反応したFWアラン・ピニェイロのシュートを片足でブロック。「パスを出される予測ができていたので、ポジションをしっかり取れた。ファーサイドに打たせる格好をしたけど、シュートは股下に来た。でも、山岸コーチ(山岸範之GKコーチ)とも『コースがないときは股もある』と話していた」と準備が生きたセーブだった。

 さらに後半15分には、PA右寄りでスルーパスに飛び出したMF渡辺皓太と1対1を迎えたが、「間合いだけを意識して、トラップする瞬間を狙って寄せられればコースはないと思った」と今度は身体を投げ出して阻止。同33分には、A・ピニェイロの弾丸シュートを横っ飛びではじき出し、危険な場面でことごとくゴール前に立ちはだかった。

 もっとも、この一戦に引き分け、他会場で長崎が勝利したため、自動昇格圏外の3位に転落。「今日みたいな試合が続くと苦しくなってしまうので、まずビデオを見直して修正したい」とまずは課題を見つめるが、「また出場停止の選手、怪我人が戻ってくる」と光明もある。「練習から声をかけあって、J1昇格に向けて1試合1試合やっていきたい」と、残り3試合の必勝を誓った。

(取材・文 竹内達也)
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