[10.28 J2第39節 東京V0-0福岡 味の素]

 主力4人を欠く厳しい状況だった。さらにDF岩下敬輔が「足に痛みがでた」(井原正巳監督)ことで、前半だけでピッチを退いた。後半は東京Vに押し込まれる展開となりながらも、体を張った守備で得点を許さなかったアビスパ福岡だが、得点を奪うこともできずに0-0のスコアレスドロー。勝ち点1の上積みにとどまり、2位から自動昇格圏外の3位に順位を落とした。

 対戦相手の東京Vは4連勝中と絶好調。指揮官は「非常に乗っていて、攻撃の質やカウンターのパワーを警戒し、そういうシチュエーションにならないようにゲームに入ろうとした」と選手たちをピッチへと送り出した。

 FWウェリントン、FWジウシーニョ、DF冨安健洋を出場停止で、MF三門雄大を負傷で欠いたチームだが、「前半は前からプレッシングを掛けることで狙い通りの時間帯をかなり作れた」。しかし、岩下がベンチへと下がり、「ヴェルディさんがビルドアップの形を変えてきた」後半に入ると、全体のラインを下げざるを得なくなり、耐えしのぐ時間帯が続いた。

 ゴールは守り抜いた。しかし、福岡にも得点が生まれなかったことで、試合は0-0のまま終了。同勝ち点で並んでいた3位の長崎が熊本に勝利したため、福岡は順位を一つ落とし、自動昇格圏外の3位に転落した。

「残り4試合で勝ち点3を積み重ねていくしかない中で、勝ち点1で終わってしまったことは本当に悔しいし、サポーターに申し訳なく思う」

 記者会見で悔しさを滲ませた井原監督だが、下を向くわけではない。「(第30節水戸戦以来となる)久し振りの無失点ゲーム。そして選手たちは体を張ってゴールを守り抜き、90分間戦う姿勢を見せてくれた」と戦い抜いた選手に労いの言葉を贈ると、「最後まで追いかけてひっくり返せるように残り3試合いい準備をしていく」と逆転での自動昇格を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!

●2017シーズンJリーグ特集ページ

●[J2]第39節1日目 スコア速報