どうして、愛犬の体重を測る必要があるの?

急激な体重の増減は、健康上、体の中でなにか問題が起きている可能性があります。
急に増えたのなら、単なる食べ過ぎ…と言うこともありますが、それでも、食べ過ぎた後はお腹を壊したり、そのまま食べる量が増え続けると、どんどん肥えて行き、やがて心臓病、高血圧など肥満由来の病気になってしまいます。
また、逆に急激に体重が落ちると、命にかかわるような病気が愛犬の体を蝕んでいるおそれもあり、一刻も早く治療が必要な状況である場合もあります。
健康な状態の愛犬の体重を把握しておけば、体重の増減で、病気の早期発見や、病気の予防に役立ちます。
また、成長期のワンちゃんであれば、体の成長のバロメーターにもなります。

犬の体重を測るときに知っておきたい4つのポイント

適正体重は、犬の個体によって違うので、まずは、愛犬の体型をチェックしてみましょう。
犬の「適正体型」は、BCS(ボディコンシャススコア)という指針があり、5段階で、体型を評価します。
もっとも理想に近い体型が「BCS3」スコア3で、以下のような体型です。

過剰な脂肪の蓄積なしに、肋骨が触れる上から見て、肋骨の後ろに腰のくびれがみられる横から見て、腹部のつりあがりがみられる

愛犬の体型がスコア3の時が適正体重なので、この時の体重を基準とします。
その体重から、10〜15パーセント体重が増えると、肥満傾向にある、と判断するのが一般的です。
では、具体的に体重を計測する際、どんなことに気をつければ良いのでしょうか?

1.少なくても月に一度は計測を!

小型犬や、中型犬なら飼い主さんが抱っこして、体重計に乗り、その後、飼い主さんの体重を引く…という簡単なやり方でおおよその体重を計測することが出来ますが、大型犬だと、体重測定もなかなかの重労働だと思います。
毎日、測るのが理想的ではありますが、出来れば1〜2週間ごと、少なくても一カ月に1回は体重を測る習慣をつけましょう。
我が家の愛犬「めいぷる」は、手作りご飯の上に、食いしん坊のコッカースパニエル。
手作りご飯で栄養が足りているかどうかも心配ですし、少し目を離すと、小食の同居の猫「千代」のご飯まで食べてしまうので、油断するとすぐに体重が増えてしまいます。
そこで、毎月、フィラリアのお薬を貰いに行くときに必ず、体重も測定して貰っています。
夏場、暑くてなかなか散歩に行けなかったこと、また、「少しくらい、千代が残した飯を食べるくらいいいかな」と、ご飯の量が毎日少しづつ増えてしまったことが原因で、めいぷるは、一か月で600グラムも太ってしまいました。
それがわかったのも、毎月一度、きっちり体重を計測し、カルテに体重の記録が残っていたからです。
人間にとってわずか600グラムでも、体重8キロのめいぷるからすれば、かなりの増量になります。
もし、体重測定をしていなかったら、体重が増えていることに気がつかずに、めいぷるは太り続けていたかも知れません。
現在は、運動量を増やし、ご飯のおかずも工夫してダイエットに励んでいます。

2.同じ時間帯に計測する

ご飯を食べる前、食べた後、ウンチやオシッコをする前と後では、体重が変わって来ます。
人間でも、朝、起きた時と、夜晩御飯を食べた後では体重が違いますよね。
犬にも同様のことが言えますので、出来れば、愛犬が目を覚まし、排せつを済ませた後、ご飯を食べる前に計測しましょう。
もし、それが難しいのであれば、夜寝る前、夜ご飯を食べる前、など体重を測る条件を常に同じになるようにして体重を測定しましょう。

3.10グラム単位まで測れる体重計を使う

体重が2〜3キロ程度の小型犬の場合は、100グラム単位の体重計だと、体重の増減が分かりにくいので、出来れば10グラム単位で計測できる体重計を使いましょう。

4.必ず、静止して測る

測定中に動くと、正確な数字が計測できません。
体重を測っている時は動かないように、普段から「マテ」の指示に従うようにトレーニングしておきましょう。

まとめ

犬の体重を測るときに知っておきたいポイントは、以下の4つです。

計測の頻度は、1〜2週間に一度、最低でも月に1回同じ時間帯に計測する10グラム単位まで測れる体重計を使うこと必ず、静止して測ること

食欲や散歩での様子、目の輝きや毛の艶など、愛犬の健康のバロメーターは、体重だけではありません。けれども、体重を測って記録する、というのは明確な数字として愛犬の体調を管理し、記録として残すことが出来ます。毎日は無理でも、最低でも一カ月に一回は、愛犬の体重を測ってみませんか?