無料Wi-Fi対応を示すステッカー。(写真: 東京メトロの発表資料より)

写真拡大

 東京メトロは、2020年開催の東京オリンピックに向け、訪日外国人旅行者に対し車両内無料Wi-Fiサービスを、全路線・全保有車両で展開する方針を打ち出した。

【訪日外国人増の影響は】9月の全国百貨店売上高、訪日外国人客の好調で4.4%増

 無料Wi-Fiサービスはすでに2016年12月から銀座線1000系12編成で提供を開始。その後2017年3月には有楽町線13000系13編成でサービスを展開してきた。

 今後は2017年10月末から東西線に、11月から千代田線、2018年度中に丸ノ内線の新型車両にとサービスエリアを徐々に拡大し、2020年の東京オリンピックが開催する夏までに車両を限定せず全路線にサービスを展開する方針だ。

 日本政府観光局(JNTO)では、2003年より訪日外国人旅行者の増加を目的とした訪日プロモーション事業(ビジット・ジャパン事業)を展開しているが、事業開始からの訪日外国人旅行者数は着実に増えている。また、国内では受け入れ体勢を強化するとともに日本へ誘致するPR活動を継続して行っており、こうした地道な活動が実を結びつつある。

 ただ、受け入れ体勢は途上であることは否めず、事実、訪日外国人旅行者に対してアンケートを実施したところ、受け入れ体勢の不備(例えば言葉が通じずに、情報を得られないで苦労した)を指摘する声が少なからずあった。こうした声にどのように対応するのか、現在は事業者任せとなっているのも事実である。

 2015年の訪日外国人旅行者数の伸び率は前年比140パーセントを超える勢いだった。これを受けて、政府による訪日外国人旅行者の誘致目標数も2020年の東京オリンピック開催年には、かつての目標を倍増させた4,000万人に設定されている。

 東京メトロでも無料Wi-Fiエリアを拡大することにより、東京オリンピックでの大会開催エリアの主要な交通網として、訪日外国人に対しての利便性向上を目指す。現在は「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」「Japan Connected-free Wi-Fi」「METRO FREE Wi-Fi」にて限定的にサービスを展開しており、車両内無料Wi-Fiのサービスを示すステッカーで利用可能な車両を示している。なお、「TRAVEL JAPAN Wi-Fi」以外は、訪日外国人でなくとも利用可能だ。

 なお、有楽町線、副都心線、半蔵門線、南北線への導入開始時期に関しては調節中としている。