新人ボーイズグループD.I.P「日本のオリコンチャートにランクインすることが目標です」

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“人は名前の通り生きる”という言葉がある。7人組の新人ボーイズグループD.I.P(ヒョンソン、スンホ、スミン、ユヒョン、B.nish、テハ、ジウォン) がまさにそんな感じだ。D.I.Pは、英語の“Diplomat(外交官)”の略である。昨年デジタルシングル「Fizz」で音楽界に第一歩を踏み出した彼らは、すぐに中国に進出し「2016 韓中文化スターアワーズ」と「2016 LBMA STAR Awards」で、それぞれアジアグループ賞とアジアライジングスター賞を受賞した。デビューするや否や“次世代韓流アイドル”の可能性を認められたことになる。そんなD.I.Pに10asiaが会った。

――個性溢れる自己紹介をお願いします。

ジウォン:チームの末っ子でラッパーです。

スミン:(堂々と)“美貌熱心”なスミンです(一同笑)

ヒョンソン:リーダーでメインボーカルを務めています。

スンホ:“感性ボーカル”のスンホです。

ユヒョン:僕はサブボーカルを担当しています(ユヒョンは特に恥ずかしがり、メンバーたちが替わりに続けた。「ニックネームは“魅力プンプン”」と口を揃えた)

テハ:D.I.Pの“冷凍人間”です(一同笑)

B.nish:メインラッパーであり“感性変態”です(笑)

――D.I.Pはどのように結成されたチームなのですか?

ヒョンソン:短いメンバーは2年、長いメンバーは7年間練習した仲間が集まりました。歌やダンス、ラップなど各自の分野で上手な仲間を厳選しました(笑)

テハ:メンバーの中には同じ事務所に所属する前から知っていた仲間もいるんです。チームを作る時、メンバーがメンバーを推薦してくれた事もありました。お陰で気の合う仲間が集まりました。

――“Diplomat(外交官)”を意味するチーム名のように、デビューするや否や、中国進出に成功したようですね。

ヒョンソン:中国での初公演が記憶に残っています。観客の呼応が良かったです。公演が終わってファンサイン会を開いたのですが、ファンがたくさん来てくれたお陰で、2時間に渡ってひたすらサインをしました(笑)

ジウォン:誰かが僕の事を好きになってくれるだけでも不思議な気持ちになるのに、外国人の皆さんが僕の事を見つけて応援してくれるので新鮮な気分でした。D.I.Pの音楽を持って、より広い世界で活動しているという事に満足しています。

スミン:これを基に韓国でも活発な活動をしたいです。

――まだD.I.Pの名前で発表された曲が多くないですが、中国ではどんな曲を披露しているのですか?

B.nish:韓国を代表する歌を主に歌っています。イ・ソニ先輩の「美しい山河」に、ダンスやバイオリンの演奏を加味して再解釈したり、東方神起・BIGBANG先輩たちの曲をカバーするなど、D.I.Pだけでなく韓国を広める事ができるセットリストにしています。

――他国で活動していると避けられない困難もあると思います。

ユヒョン:困難というよりも、中国はとにかく広いがために、隣町に行くのにも5、6時間かかるのは不思議でした(笑)

スミン:現地の料理が口に合わなかったり、意思疎通も難しいです。中国に行けばほとんどの時間を宿所で過ごしています。でもスンホは中国が上手でよくあちこちに行っています。

――中国ファンを惹きつけたD.I.Pの魅力は何でしょうか?

ヒョンソン:僕たちは最近K-POPのボーイズグループが標榜する初々しさや清涼さとは反対の、セクシーでダークなコンセプトを披露しています。このような差別化が特に海外ファンに通じたのだと思います。

スミン:ステージの上ではカリスマ性がありますが、ステージの下では親近感のある意外な魅力も好んで下さっているみたいです。

――先月韓国で発表したシングル「A Likely Night」もセクシーさを強調した歌ですね。

B.nish:EDMをベースにした爆発的なサウンドが印象的です。中毒性のあるサビと、最初から最後まで隙のないダンス構成が特徴です。Newest Crewのチョン・サンジュン(reflexjun) 団長が振り付けを担当しました。団長に伝授された必殺技を各自のパートに入れました。

テハ:ダンスが本当に難しいです。一度踊ったら次の曲は踊りづらくなるほどです(笑)

――皆さんの意外な魅力はどこで見ることができますか?

スミン:スンホは、全世界に放送されるモバイルプラットフォームのBIGO LIVEで、BJとして活動しています。

スンホ:オンラインの生放送を通じて日常を共有したり、歌やダンスを披露しています。中国、日本などアジア諸国はもちろん、スペイン、ブラジルなどでも好評を得ています。一番驚いたのは、プエルトリコで僕の放送を視聴しているファンがいるという事でした(笑)

ヒョンソン:お陰でスペインの有名番組「40Global Show」がK-POPグループで初めて僕たちを紹介してくれました。

――中国の他、海外での活動計画はいかがですか?

B.nish:まず日本進出を控えています。スペイン、米国、マカオ、カンボジアなど、多くの国に行ってみたいと思います。まだK-POPがあまり知られていない所まで、D.I.Pが訪ねて行きたいです。

――ロールモデルは誰ですか?

ヒョンソン:チームとしては東方神起、Highlight先輩がロールモデルです。メンバー各自の色がはっきりしていて、成熟したコンセプトの音楽を披露する先輩たちなので真似したいです。

ジウォン:防弾少年団の皆さんを尊敬しています。先月SBS MTV「THE SHOW」の収録の際に直接ステージを見ることができて光栄でした。

スンホ:SUPER JUNIORのキュヒョン先輩に憧れています。チームでもソロでも、活発に活動し、音楽だけでなく多方面で活躍する点を尊敬しています。

ユヒョン:DEAN先輩やVIXXのエン先輩のような魅力的な歌手になりたいです。

テハ:RAIN先輩の後をついていきたいです。RAIN先輩のことをいわゆる“レベルが違う”と言うじゃないですか(笑)

B.nish:チームのラッパーとしてLeessangのケリ先輩、Block B先輩を尊敬しています。これから先輩たちのようにかっこいい歌詞をラップで歌いたいです。

――歌手活動で叶えたい目標は何ですか?

ジウォン:有名になりたいです(一同笑) 地球に僕という人がいるという事を知ってもらいたいです。

スミン:日本でオリコンチャートに入る事が最初の目標で、中国では音楽活動だけでなく、CM、ドラマなど多方面で活躍したいです。韓国では幅広い年齢層に愛されるのが目標です。

ユヒョン:僕たちだけのカラーを固めて認められたいです。

B.nish:僕たちは歌手なので、一般の人が顔は知らなくても声を聞けば分かるグループになりたいです。そうなるように一生懸命音楽をやりたいです。

テハ:D.I.Pにしかない新世界をお見せしたいです。