オヒシバってどんな植物?

「オヒシバ」は漢字で、「雄日芝」と書きます。
おそらく、日本全国どこにでも生えているとてもメジャーなイネ科の雑草です。
「日芝」と呼ばれるだけあって、日当たりのよい場所では特によく育ちます。
その上、踏みつけても枯れず、引き抜く時もかなり力が必要なほど力強く根を張り、まるで男性のように強いので、「雄の日芝」と名付けられたほど、とても丈夫な雑草です。
ただ、丈夫なだけなら何も問題はありませんが、このオヒシバが厄介なのは、「小穂」と呼ばれる花がたくさん集まっている部分が、秋になると粘着性を帯びてくること。
これがオヒシバが通称「ベタベタ草」と呼ばれる所以です。

ベタベタ草オヒシバは、イネ科のアレルギー症状を引き起こす!

「ベタベタ草」であるオヒシバは、散歩のときなどにワンちゃんが草むらの中を歩いた時、被毛や、皮膚に直接貼りついてしまいます。
ただ、ネバついて取りにくい…と言うだけはなく、ベタベタ草オヒシバは、イネ科の植物なので、米と同じように花粉症などのアレルギー症状を引き起こします。
では、イネ科の植物が引き起こすアレルギーとは、一体、どんな症状が出るのでしょうか?

イネ科の花粉が引き起こすアレルギー症状

オヒシバの開花時期は、8月から10月。
ちょうどこの時期にベタベタが発生し、さらに花粉まで飛ばします。
イネ科の植物が引き起こすと考えられるアレルギーの症状には、以下のようなものがあります。

かゆみが出て、目の周りが赤く腫れる。ひどくなると、目の周りの毛が抜け落ちる。

くしゃみが出て、透明の鼻水が出る。

皮膚

四肢、腹部に湿疹が出来る。

以上のような症状が出た時は、なるべく早いうちに獣医さんの診察を受けましょう。

体にくっついたオヒシバの取り除き方

では、被毛や皮膚に張り付いたオヒシバを手早く取り除く方法をご紹介します。

温かいタオルで体を拭く

散歩から帰ったら、蒸しタオルで体を拭きます。
蒸しタオルは、水で濡らしたタオルをよく絞って、電子レンジで温めたモノを使うと、手早く準備できます。
少し熱めのタオルで、オヒシバの種を摘むようにすれば、取れやすくなります。
その後、湿り気の残ったワンちゃんの毛を乾いたタオルで拭くと、ベタベタ成分もキレイに拭うことが出来ます。
もしも、全身くまなくオヒシバがくっついてしまったら、まず、お湯で全身を濡らし、ブラシか、コームで洗い流す方が早いと思います。

オヒシバが体にくっつかないようにするには?

草むらに近づかない

10月を過ぎると、オヒシバもベタベタ成分を出さなくなります。
それぐらいの時期まで、ワンちゃんの動きを制御して、草むらに近づかないようにするのが一番の防御策です。

服を着せる

オヒシバは、草はらだけでなく、道端や公園の端の方にも生えています。
ただ、オヒシバがくっついて取り除くのが面倒というのではなく、愛犬にイネ科のアレルギーがあるのなら、服を着せて、少しでも花粉や種が被毛や皮膚にくっつくのを防ぐ方法は、とても有効です。

散歩から帰ったら、顔や足先をお湯ですすぐ

オヒシバだけでなく、体についた他の雑草の花粉も洗い流しておけば、アレルギーが出るのを防ぐことが出来ます。

まとめ

ただ、被毛や皮膚にくっついたオヒシバを取り除くのが億劫だから、と言う理由だけでなく、アレルギーを引き起こすのであれば、なるべくワンちゃんが草むらなどに近づかないように、気を配る必要があります。特に、もともと目や鼻の粘膜が敏感なワンちゃんは、外出から帰ったら、目が腫れていたり、体のどこかを痒がっていないかどうか、気遣ってあげましょう。