フレッシュ!「世界の中心で−」に出演する19歳の綾瀬はるか

写真拡大

テレビの話題を伝えてきたザテレビジョンは今年、創刊35周年。さまざまなスターの誕生と成長、活躍を伝えてきた。過去の記事からピックアップして振り返る【ザテレビジョン35周年】で今回は、アクションが注目を集めるあの人気女優の軌跡にスポットを当てる。

【写真を見る】エプロン姿を披露した「奥様は、取り扱い注意」綾瀬はるかインタビュー

■ 元工作員のキレッキレアクションが話題

現在放送中のドラマ「奥様は、取り扱い注意」(日本テレビ系)に主演する女優・綾瀬はるか。“元特殊工作員の専業主婦”というユニークなキャラクターで、DV夫をはじめ女の敵をばったばったとなぎ倒す。そんなわかりやすい勧善懲悪ストーリーと綾瀬のキレのあるアクションが好評で、「視聴熱(※)」は第3話を放送した18日に3031ポイントを記録、デイリーランキングでドラマ部門3位に登場した。

綾瀬はるかといえば、’09年「JIN-仁-」(TBS系)や‘07年「ホタルノヒカリ」(日本テレビ系)の“干物女”、’14年「きょうは会社休みます。」(日本テレビ系)の“こじらせ女子”など話題作が多く、プライベートで見せる“天然キャラ”も人気だが、もう一方で“アクションもできるトップ女優”のイメージもすっかり定着した。ここでは、そんな“アクション女優・綾瀬はるか”の系譜に迫ってみたい。

■ 19歳の夏、“セカチュー”で注目

1985年3月24日生まれの綾瀬はるかは、2000年ホリプロタレントスカウトキャラバンで審査員特別賞を受賞し、15歳で芸能界入り。‘01年「金田一少年の事件簿」(日本テレビ系)や’03年「僕の生きる道」(フジ系)などへの出演を経て、10代最後の夏に‘04年のドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」(TBS系)のヒロイン・亜紀役で一躍、注目を集めた。’04年8/27号のザテレビジョン本誌は亜紀とサク(山田孝之)が病室で婚姻届を書くシーンを取材、まだあどけなさの残るフレッシュな綾瀬のパジャマ姿をとらえている。同作で、病魔に侵される亜紀をひたむきに演じ、同年夏クールのザテレビジョン・ドラマアカデミー賞助演女優賞も受賞した。

■ 「鉄砲をぶっ放す」シーンに備え腕立て伏せ120回

10代の頃はほんわか癒し系の美少女女優という印象が強かった綾瀬だが、じつはもともとバスケットボールが得意で運動神経は抜群。日本映画史に残る名作“座頭市”の主人公を女性に置き換えた映画「ICHI」(‘08年)では、勝新太郎、ビートたけしに続く映画版三人目の“座頭市”として盲目の女剣士を演じ、美しい殺陣を披露した。

この経験が5年後、’13年の大河ドラマ「八重の桜」(NHK総合ほか)で生かされた。幕末に会津藩士の家に生まれた主人公・八重を演じ、大河ドラマ初出演にして初主演。ドラマ前半の見せ場となった鶴ヶ城籠城のシーンでは、男装でスペンサー銃を操る勇姿を披露した。このシーンの撮影時、綾瀬は「会津戦争はすごく待ちに待ったシーン。ここから八重が戦争で活躍して、男性の中で鉄砲をぶっ放しみんなを率いていく、という力強いシーンだったのでとても気合が入って撮影しています」とコメント。中でも「(銃は)はじめて持った時にすごく重いことにビックリして、重さで腕がプルプルしてきちゃうのが、日々の成果のおかげで全然プルプルしなくなりました」と語り、腕力をつけるため撮影当日までに腕立て伏せを120回こなしたことも明かしている。努力の人なのだ。

■ 毎日筋トレ 過酷な撮影も「部活の合宿みたい(笑)」

‘16年から3年にわたって放送中の大河ファンタジー「精霊の守り人」(NHK総合)で演じる短槍使いの女用心棒・バルサも、激しいアクションが求められる難役だ。壮大な世界観とアクションシーンが見どころの本作だが、シーズン1(’16年)の放送時には「筋力がないと槍に自分の体が振り回されてしまうことに気づいて、毎日筋トレをして撮影に臨みました。朝から晩までアクションシーンをまとめて撮っていたので、部活の合宿みたいでした(笑)」と、厳しいトレーニングと撮影を楽しむ余裕も覗かせた。そんな綾瀬について、シーズン2(‘17年)から出演中のディーン・フジオカは、ザテレビジョンのインタビューで「タフだなと思いました。撮影は連日、長時間にわたる中で、集中力を切らさずに役でいられて、アクションの流れ、リズムをキープできるのは一つの技術だと思います。それを実際こなしている姿を見て、努力家なんだろうなと感じました」と絶賛している。

■ 「SP」脚本家からも「一番スジがいい」

天賦の身体能力に加え、たゆまぬ努力でアクションを磨いてきた綾瀬。現在出演中の「奥様は、取り扱い注意」では、3か月に及ぶアクション稽古を経て撮影に臨む。その仕上がりには、ドラマ「SP」(フジ系)や「BORDER」(テレビ朝日系)を手掛けてきた金城一紀氏(本作で原案・脚本を担当)も「今まで見てきた中で一番スジがいい」と太鼓判。綾瀬自身もインタビューで「(アクションを)きれいでしなやかに力強く見せたい。だから体幹を筋トレで鍛えています」と、日々の鍛錬に手を抜かない姿勢を貫く。

毎回キレのあるアクションが堪能できる「奥様は、取り扱い注意」に加え、11月25日には「精霊の守り人 最終章」(NHK総合)もスタートする。“アクションもできるトップ女優”・綾瀬はるかの進化はまだまだ止まらない。

※SNSや独自調査を集計、今熱い番組・人物・コトバからテレビの流行に迫る新指標。