「女体山」の山頂。気軽に登れるが厳しい岩場などもあり、変化に富んだ山登りをできる

写真拡大

西側の男体山と東側の女体山からなる筑波山。標高877m、日本百名山のなかで最も低い山として知られている。都内からのアクセスは、つくばエクスプレスの秋葉原駅から快速で45分でつくば駅へ、そこからバスに乗って約40分で最寄りの筑波山神社入口へ。気軽に行ける距離がうれしい。

ケーブルカーのスタートはこの宮脇駅から。筑波山頂駅までの利用料金は大人片道580円、往復1050円

古代から神の山として信仰され、その神霊をまつる筑波山神社から登山が始まる。見どころは、奇岩&怪石巡り。山全体がパワースポットと呼ばれる筑波山だけあり、親鸞聖人ゆかりの「立身石(りっしんせき)」をはじめ、「ガマ石」「大仏岩」など見応え満点な石が複数ある。今回は、自然の神秘的な力を感じながら山々の秋の絶景を楽しめて、11月から絶好の紅葉シーズンに入る筑波山歩きのコースをご紹介。

■ 山全体がパワースポット!聖なる力を感じる奇岩&怪石巡りの山歩きコース

(1)筑波山神社・・・3000年の歴史を誇る古社。拝殿から山頂まで全体が境内となっている。

↓ 徒歩5分 

(2)宮脇駅・・・筑波山ケーブルカーの発着駅。駅近辺にはもみじが多く、秋は紅葉の名所として人気のスポット。

↓ ケーブルカー乗車8分 

(3)筑波山頂駅・・・標高800m地点に位置し、ケーブルカーの運転室がある発着駅。売店もあり。

↓ 徒歩15分 

(4)男体山・・・茨城県常陸太田市と久慈郡大子町の境にある山。山までの道は急な上りが続いてキツイので注意!

↓ 徒歩15分 

(5)立身石・・・男体山頂近くにある神霊石。昔、親鸞聖人がここで念仏を唱え、餓鬼を救済したという言い伝えが残っている。

↓ 徒歩20分 

(6)女体山・・・標高877mの山。山頂から徒歩5分の位置にあるロープウェイ女体山駅展望台には「女体山展望パーラー」が。下り道にはトイレがないのでここで済ませよう。

↓ 徒歩40分 

(7)弁慶七戻り・・・筑波山奇岩の一つ。頭上の岩が今にも落ちそうで、あの弁慶も七戻りしたといわれている。

↓ 徒歩30分 

(8)つつじヶ丘・・・ゴールの地。つつじヶ丘駅から筑波山シャトルバスでつくば駅(つくばセンターバス停)へ直行できる

神秘性あふれる筑波山を巡る本コース。「ラクちん!東京から行く 絶景山歩き&ハイキング」では、筑波山以外にも、登山ビギナーから中級者まで満足できる山歩きコースをたくさんご紹介。ぜひチェックして、自然の力と美しい秋の景色を感じる山歩きを楽しもう。

■筑波山おすすめコース/筑波山神社→つつじヶ丘/所要時間:約2時間13分(ケーブルカー含む)/歩行距離:約5.6km