アフリカ中部ブルンジの首都ブジュンブラで、独立の英雄ルイ・ルワガソレの暗殺から56年の記念式典に参列したピエール・ヌクルンジザ大統領(左)とデニス・ヌクルンジザ夫人(→、2017年10月13日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】アフリカ中部ブルンジは27日、オランダ・ハーグ(Hague)の国際刑事裁判所(ICC)から脱退した。大量虐殺や人道に対する罪を犯した個人を裁くため2002年に創設されたICCから加盟国が脱退したのは初めて。

 ICC広報担当者は先にAFPに対し、「ブルンジの、(ICCの設置などについて定めた)ローマ規程(Rome Statute)からの脱退は、2017年10月27日金曜日に有効になる」と述べていた。

 ブルンジ政府は1年前、国連(UN)に対して戦争犯罪を裁く世界唯一の常設裁判所であるICCからの脱退を通告していた。大統領報道官は、「ICCは西欧諸国が(他国を)奴隷にするための政治的道具、武器であることを露呈している」と述べた。

 一方ブルンジの社会活動家は、同国のICC脱退を国際的な司法への打撃だと嘆いている。現在3期目のピエール・ヌクルンジザ(Pierre Nkurunziza)大統領が当選した2015年7月の大統領選は政治危機を招き、野党は選挙をボイコットした。

 ブルンジで「殺人、拘禁、拷問、レイプなどの性的暴行、強制された失踪」などが起きているとの報告を受け、ICCは2016年4月からブルンジ国内で人道に対する罪があったか調べる予備調査を行っている。ICC当局者はブルンジ脱退後も予備調査は続けると語った。
【翻訳編集】AFPBB News