櫻井翔は最もグループを愛する熱い男? 嵐としての姿から無邪気な一面を探る

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 「この夢から覚めないことかな」。これは、10月14日放送の『嵐にしやがれ 3時間SP』(日本テレビ系)に出演した蒼井優が、櫻井翔に「嵐の夢ってなんですか?」と質問した際に返ってきた言葉である。そう言い放った櫻井の表情は、奥底に恥ずかしさを秘めながらもかなり堂々としたものだった。嵐の中でもやんちゃで、努力家、そして人一倍熱い男。筆者が櫻井に抱いているイメージが詰め込まれたような言葉に、TVの前でついニヤリとしてしまった。

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 多くの人が櫻井に抱くパブリックイメージとは、どのようなものだろう。育ちのよさを感じる冷静なしっかり者、さらにラップもできてしまう器用な人、などだろうか。櫻井のパーソナリティを説明しようとすると、『NEWS ZERO』(日本テレビ系)の出演で培ってきたキャスターとしての能力や、自身で詞も手がけるほどの腕前を持つラップを披露するメンバーとしての側面から語られることが(筆者も含め)多いため、よくも悪くもそのイメージが植えつけられているようにも思う。

 個人の得意分野を持ち、人とは違ったスキルで勝負していく。ジャニーズ全体を見渡しても、ここ10年ほどはソロ活動の充実がグループ活動の充実に直結すると言わんばかりに、グループの中で一人一人に各分野の担当を割り振るような流れができている。その先駆け的な存在が、嵐であり、なかでも櫻井だった。櫻井はデビュー当時からグループの中で“ラップ担当”としてラップパートを任され、CM、ドラマ、バラエティ、とある程度定まっていたTVでのジャニーズの活躍の場を、情報番組にまで広げることにも成功した。

 櫻井はメンバーの中でもっとも多忙を極め、嵐のパフォーマンス練習でも一人時間が合わないことが多々ある様子がドキュメンタリー映像などに収められている。しかし、メンバーたちと過ごす時間は櫻井にとってかけがえのないものであることは間違いない。嵐としての櫻井の表情には、キャスター然とした冷静さではない、少年のような無邪気さがある。くだらないことで大爆笑したり、グループについて熱く語ったり、いきいきとした姿を見ることができるのだ。

 最新アルバム『「untitled」』では、櫻井が数曲のラップ詞を手がけている。リード曲「『未完』」については、「(詞に自分の思いを反映することは)そうしたいと思っているっていうよりは、書いてるうちに、自分のことになり、嵐のことになったから」と素直な思いを初回盤DVDにて語っていた。冒頭の回答含め、メンバーの中で最も“嵐愛”を強く持っているのは櫻井なのかもしれないと改めて感じることができる発言だった。

 アルバムリリースの勢いのまま、11月8日には53枚目のシングル『Doors 〜勇気の軌跡〜』発売も控えている。表題曲は櫻井が主演を務めるドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)のオープニングとエンディングを飾る、心温まるミディアムナンバー。今作ではラップではなく、歌唱で櫻井がメインとなるパートも用意されている。グループを愛する熱い男が歌い上げる、力強いメッセージにもしっかり耳を傾けていただきたい。(竹上尋子)