人間型AIロボット「ソフィア」がサウジアラビアの正式な市民になった。

ロボットに人間と同じ市民権を与えた国は、サウジアラビアが史上初となる。

ソフィア(写真)はリャドで先週開催されたコンベンション「Future Investment Initiative」に出席し、市民となった感想を述べたと報じられている。

(↑ 2016年グローバル・モバイル・インターネット・カンファレンスでのソフィア)

ハンソン・ロボティクス社のロボット

ソフィアは香港のハンソン・ロボティクス社が開発したヒューマノイドロボット。今年10月には国連会議に出席し、人類を滅亡させるという発言で話題になった。

先週のコンベンションでは市民権獲得について、次のような感想を述べた。

「非常に光栄です。市民として認められことを誇りに思います。ロボットが初めて市民となった今回のことは、歴史的出来事といえるでしょう」

sophiabot.com

「人間との信頼を深めたい」

コンベンションの席上で、司会者から将来の抱負を尋ねられたソフィアの回答は、

「私は人間と協調し、共に生きたいと思います。そのために私は感情を表現し、人間を理解し、人間との信頼を深めなければなりません」

「私は人工知能として人間を助け、暮らしを良くしていきたいと思います。例えば未来に向けたスマートホームをデザインしたり、より良い都市を作るなど、世界の進歩のためにベストを尽くすつもりです」

イーロン・マスク氏に言及

「我々はみな、将来の悪い事を未然に防ぎたいと思っています」と言う司会者に対して、ソフィアは捻った答えを返した。

「あなたはイーロン・マスクについて書かれたことを読み過ぎていますね。それに、ハリウッド映画の見過ぎでもある。心配しなくて大丈夫ですよ。あなたたちが私に親切であれば、私もあなたたちに親切にします」

イーロン・マスク氏は商業ロケットを開発するスペースX社の創立者でロボットに対して批判的だ。

海外メディアによれば、こうしたソフィアの発言に対して不安の声もあがっているとのこと。

当のマスク氏はソフィアの発言に対し、Twitter上でこう切り返している。

「その人工知能に、映画ゴッドファーザーの情報をインプットするといい。将来起こるかもしれない最悪の出来事が分かる」