27日、中国メディア新浪に日本人が現金払いを好む理由について分析する記事が掲載された。写真は1万円札。

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2017年10月27日、中国メディア・新浪に日本人が現金払いを好む理由について分析する記事が掲載された。

記事は、世界的にモバイル決済が普及している中で、日本人は超が付くほどの現金主義者だと主張。モバイル決済のみならず、クレジットカードでの支払いをする人も多くはなく、ネットショッピングでも郵便局へ行って振り込むことを選ぶ人が多いとした。

そのうえで、日本人は長期にわたって銀行や政府を信用しており、偽札もほとんどないため紙幣に対する信頼性が高く、治安も良いため現金を持ち歩く人が多いと紹介。数百万円の買い物でも現金払いする人もいると伝えた。

このように、日本人が現金払いを好む理由について記事は、1つに「匿名性」があると分析。誰でも自分が何を消費したかを知られたくはないものだが、クレジットカードやモバイル決済を利用すると、消費傾向がデータとして蓄積され、場合によっては誕生日おめでとうのメッセージが届いたりするため、プライバシーが侵害されていると感じるのだという。

別の理由として、日本人は「経済感覚」を重視するからだと指摘。現金なら自分がいくら払ったかが感覚としてはっきり分かるが、カードやモバイル決済だとその感覚が薄れ麻痺してしまうのだという。実際、クレジットカードによる買い物で破産するケースがあり、現金払いの方が節約できるからだとした。

また、「銀行の利子が低いこと」も関係しているという。2013年4月から始まった金融緩和政策で、利子がマイナスの方向へ進む時代となっており、ATMで現金を引き出す時にも時間によっては手数料がかかるため、多くの日本人は自宅に現金を保管しており、買い物も自然と現金になるのだと論じた。

他にも、クレジットカードの紛失やネット上でアカウント乗っ取りを心配することも理由の1つだと紹介。日本人の現金払いは昔からの習慣で安心感があり、紙幣そのものが人に幸福感を与えるため、日本人の現金主義はそう簡単には変わらないだろうと記事は結んだ。(翻訳・編集/山中)