【新潟vs鳥栖プレビュー】新潟は一戦も落とせない戦いが続く…鳥栖は過去わずか1勝の”鬼門”突破なるか

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■アルビレックス新潟 チームトップの5得点を記録するホニ、攻撃を活性化させる河田篤秀

【プラス材料】
 リーグ前節の磐田戦で1得点1アシストと気を吐いたホニ。通算5得点はチームトップで、スピードを生かしたチャンスメークが、ようやく結果につながりつつある。

 ホニの持ち味を引き出すのが、第27節札幌戦でJ初ゴールを含む2得点を挙げ、きっかけをつかんだ河田篤秀だ。札幌戦後に先発1トップに定着すると、右サイドハーフのホニやトップ下の小川佳純とポジションを入れ替えながら攻撃を活性化。磐田戦でもホニのクロスをダイビングヘッドで突き刺して、シーズン3得点目を決めた。

 労を厭わぬ河田の守備も、チームの新たな活力源となっている。必勝の試合が続くなか、成長著しいアタッカーの存在感は攻守において増す一方だ。

【マイナス材料】
 アウェイでの前節は、リーグ最少失点の磐田から2度のリードを奪いながら試合終了間際に追いつかれ、痛恨の引き分けに終わった。2失点はいずれもセットプレーから。磐田戦に向け、セットプレーがカギになるとトレーニングを重ねてきただけに、試合後の選手たちも悔しさを隠し切れなかった。

 今シーズン、セットプレーの失点で何度も煮え湯を飲まされている新潟。鳥栖を率いるマッシモ・フィッカデンティ監督が、このウィークポイントを見落とすとは思えない。改善し切れないまま、とうとうシーズン終盤まで来てしまったセットプレーの守備。チームは映像を交えたミーティングを含め、改めて時間を掛けてトレーニングしたが、その成果をピッチで示せるか。

文:totoONE編集部

■サガン鳥栖 1トップ起用が予想される豊田陽平に期待

【プラス材料】
 リーグ前節の神戸戦は2−1で勝利。今季2度目の逆転勝利とアウェイ2勝目を飾った。後半は押し込まれたものの、チーム一丸となった守備で守り切ったことは大きい。MF高橋義希は「先制点は許したが、その後すぐに追いつけたことが大きかった。最近はチームとしてやりたいことができている」と話した。

 前々節C大阪戦は不運な判定などもあり1−2で試合を落としてしまったが、その嫌なムードを自分たちの力で断ち切り、逆に勢いを与える勝利だった。今節は1トップの位置にFW豊田陽平が起用されそうだ。彼がゴールを挙げれば、鳥栖はさらに勢いに乗れる。

 また、前節の神戸戦では、ベテランらしいプレーで試合を締めたDF青木剛、MF水野晃樹など与えられた役割を果たすことのできる選手が多いのも鳥栖にとってプラスだ。

【マイナス材料】
 前節の神戸戦ではPKを決めるなど活躍したイバルボだが、その試合で負傷退場したために今節の出場は難しい。最近の試合では2シャドーに位置するFW田川亨介、FW小野裕二と抜群のコンビネーションを見せるだけでなく、MF原川力など中盤からの飛び出す動きも促していただけに、今節はそうした攻撃が減るかもしれない。

 また、神戸戦に続いてMF福田晃斗の欠場も濃厚。彼はフィッカデンティサッカーの申し子なだけにチームにとっては大きな痛手。主力を欠く状態に加え、鳥栖がデンカビッグスワンスタジアムで行われたJ1リーグ戦で勝利したのは2012年の第30節だけ。選手は苦手意識はないと言うものの、結果が出ていないのは事実だ。

文:荒木英喜