飼い猫を取り戻すために密入国も呆気なく御用に(画像は『Expressen 2017年10月22日付「Ryss greps vid gränsen - skulle hämta sin katt」(Foto: ROBIN ARON)』のスクリーンショット)

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猫や犬などのペットは飼い主にとって「家族の一員」と言えるほど大切な存在であろう。ペット亡き後に襲いかかる「ペットロス」のように、離れ離れになってしまった時の悲しみや寂しさは大変なものとなる。こうした気持ちは犯罪者であっても変わりはないようだ。3年前に旅客機へ爆破予告し、スウェーデンへの永久入国禁止となった52歳のロシア人が今月中旬、「以前飼っていた愛猫を取り戻したい」と願いスウェーデン入国を試みた。しかし失敗し、呆気なく拘束されたという。

2014年4月、デンマークのコペンハーゲン空港からノルウェーのオスロ空港に向かう旅客機に爆破予告を行ったこの男は、緊急着陸先であるスウェーデンのヨーテボリ・ランドヴェッテル空港で逮捕された。その後、男はスウェーデンでの服役を経て、罰金を支払うことで母国ロシアへの帰国を許可されたが、生涯に渡りスウェーデンへの入国禁止処分を下された。

男は逮捕されるまで1匹の猫を飼っていたが、猫は彼の服役中、スウェーデン南部ボロースにある動物収容施設に引き取られた。その後も猫は現在に至るまでこの施設で暮らしている。

しかし男にとって、猫のいないこの3年間はとても寂しいものであったらしい。今月12日、彼は「猫を取り戻したい」という一心から、デンマークのコペンハーゲンからオーレスン橋を渡ってスウェーデンのマルメに入るルートで入国を試みた。だが彼のIDカードが国境管理のコンピュータに引っかかったことであっさり身元が判明し、スウェーデンの外国人法に抵触したという理由で収監されてしまった。

「私は猫を取り戻すために生きている」と主張する男の気持ちは拘束後も変わらないようで、現在は弁護士を通じて解決を試みているという。担当弁護士であるRichard Schönmeyr氏は「彼が再びスウェーデンから出国する際には、この猫を連れて行けるよう手助けをしたい」と話している。

画像は『Expressen 2017年10月22日付「Ryss greps vid gränsen - skulle hämta sin katt」(Foto: ROBIN ARON)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)