10月12日、声優業25周年を迎えた緒方恵美が自身のTwitterでデビュー当時のエピソードを語った。ベテラン声優の知られざる過去に、ファンからは「緒方さんすごすぎるだろ…」と驚きの声が上がっている。

出典画像:「緒方恵美」公式サイトより

 

声優デビューでいきなり“蔵馬”役!?

緒方が語ったのは、1992年から放送されていたアニメ「幽☆遊☆白書」で声優デビューした時のこと。当時彼女はミュージカルの世界で活躍していたのだが、初めての声優オーディションでまさかの合格。それも“蔵馬”という作中きっての人気キャラクターを演じることになった。

 

抜擢の決め手はオーディションの時の自己紹介。「緒方恵美です」と名乗った時の声が、そのまま蔵馬だったらしい。ファンにとっては有名な話だが、知らなかった人もいるようで「蔵馬が声優デビューとかマジ? 全然新人には思えなかったが…」「改めて蔵馬の声聞いてみたけど新人っぽさが全くない」といった驚きの声が上がっている。

 

さらに緒方は当時のことを振り返りながら、「ド新人の私を最初に決めたので、周りを先輩で固めて下さったのだそう」とも語った。確かに同アニメには玄田哲章(役・戸愚呂弟)や京田尚子(役・幻海)など、当時すでに“ベテラン”と呼ばれていた声優が多数出演している。蔵馬と行動を共にするメインキャラクターも、佐々木望(役・浦飯幽助)、千葉繁(役・桑原和真)、檜山修之(役・飛影)というそうそうたる顔ぶれだ。

 

新人時代の様々な苦労

緒方は、そんな先輩たちにもらったアドバイスも紹介していったのだが、ファンが注目したのは「手紙は素手で開くな」というアドバイス。「“手紙は素手で開くな”ってなんで?」「斬新なアドバイスだな」との声が上がっておりピンとこない人もいるようだが、中には「多分“カミソリレター”対策だろ。最近の人は知らないかもしれないが」と推測する人も。カミソリレターとは一昔前に問題になった、カミソリを仕込んだ手紙のこと。

 

実際に緒方の声優デビューは大変なことも多かったようで、「いろいろな面で最初の1年は公私共に激動で、大変なことが山積みでした」とも語っている。ちなみに当時の苦労に関しては主婦の友インフォスが運営している「声優グランプリWEB」でも言及しており、昔は珍しかった“女性が少年を演じる”ということに四苦八苦したようだ。

 

しかし緒方はこの時の苦しい経験も前向きに捉えており、今回のTwitterでは「汗と涙に塗れて五里霧中に歩いた1年があったから、今、ここにこうしていられます」と感謝の言葉を添えている。今後も様々な経験に裏打ちされた彼女の演技を楽しみにしていよう。