ポドルスキが“警告判定”に物申す 天皇杯で小笠原らと混戦「日本での不可解な瞬間」

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クォン・スンテ、小笠原との混戦 相手GKが顔を押さえて倒れ込み、警告を受ける

 J1ヴィッセル神戸は25日の天皇杯準々決勝、王者鹿島アントラーズと死闘を繰り広げ、1-1のまま迎えたPK戦の末に5-4でベスト4への切符を手にした。

 17大会ぶりの準決勝進出に選手、サポーターは大いに沸いたが、神戸の元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキは自身のツイッターであるシーンの動画を投稿するとともに、「不可解な瞬間」と物申している。

 問題のシーンが起こったのは、スコアレスで迎えた前半43分だった。

 神戸は右サイドに走り込んだFW小川慶治朗がゴールライン際から上げたクロスがDFにブロックされ、右コーナーキックを得た。選手たちがペナルティーエリア内に集まるなか、ポドルスキはゴール前で鹿島の韓国代表GKクォン・スンテの視界を塞ぐかのように前に立ち、それを引き離そうと元日本代表MF小笠原満男が間に入ろうとする。

 木村博之主審から注意を受け、クォン・スンテは「分かった」とばかりに頷き、ポドルスキは何もしていないと主張するように両手を大きく広げた。すると、ポドルスキの腕の上にあった小笠原の右手が動いた瞬間、クォン・スンテは顔を押さえてピッチに倒れ、そしてポドルスキにはイエローカードが提示された。

小笠原の手が当たったように見えるが…

 木村主審はポドルスキが「反スポーツ的行為」を行ったと判定。ただただ苦笑するしかなかったポドルスキだが、思うところがあったのか、PK戦の末に勝利した鹿島戦から2日後の27日にツイッターを更新し、「イエローカード 日本での不可解な瞬間…」と、考える顔の絵文字とともに投稿した。

 公開されたハイライト映像では、ポドルスキの左手はクォン・スンテの顔には当たっておらず、小笠原の右手が直撃しているように見える。Jリーグ参戦以降、イラ立ちから相手選手に詰め寄るシーンは何度かあったが、触れていないにもかかわらずイエローカードを受けたとなれば、ポドルスキが納得がいかないのも当然だろう。

 ドイツ、イングランド、イタリア、トルコと欧州リーグを渡り歩き、2014年のブラジル・ワールドカップで優勝を果たすなど、世界を舞台に戦ってきたポドルスキ。日本のサッカーに好印象を持っていたからこそ、思わず声を上げたのかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images