ナダルが「ぜひ手に入れたい」。自身最後の大きな目標を見据える[ATPワールドツアー・ファイナルズ]

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「Sportskeeda」は、ラファエル・ナダル(スペイン)が「ATPワールドツアー・ファイナルズ」のタイトル獲得を、自身のToDoリストから削除するのに躍起だ。と報じた。

ナダルが最も偉大なテニスプレーヤーの1人であることに、疑いの余地はない。これまでにグランドスラムを16回制覇し、19回というロジャー・フェデラー(スイス)のとてつもない記録だけがそれを上回っている。しかし、ナダルはフェデラーより5歳若く、故障に悩まされてきたとはいえ、フェデラーの記録をひっくり返すほんのわずかなチャンスはまだあるのかもしれない。

ナダルは「デビスカップ」、グランドスラム、オリンピック金メダルなど、誰もが獲得できるわけではないビッグタイトルのほぼすべてを総なめにしてきた。しかし、ナダルを拒み続けているタイトルがひとつだけある。それが「ATPワールドツアー・ファイナルズ」だ。

ナダルは過去3回、世界ランク1位で「ATPワールドツアー・ファイナルズ」に出場したが、タイトルには手が届かなかった。今年再び、ランキング1位での出場になる予定だが、この空白を埋めたくてうずうずしていることだろう。自分のキャリアにおける大きな目標が、栄えある「ATPワールドツアー・ファイナルズ」のタイトル獲得であることを、最近ナダル自身が明らかにした。

「目下の最大目標はファイナルズの試合でベストのプレーをすることです。1度も優勝していないから、ぜひ手に入れたい。でも、他の7人も同じことを考えているでしょう。」とナダルは語った。

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)、スタン・ワウリンカ(スイス)といった有名選手数人は、故障のため出場権獲得争いから離脱した。マリン・チリッチ(クロアチア)とグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)は最近になって出場枠を確保した。フェデラー、ドミニク・ティーム(オーストリア)、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は上位で出場権を獲得している。顔ぶれからすると、ここ数年で最も実力が伯仲しない大会となるかもしれず、この点において今年こそ、ナダルがトロフィーを手にする絶好のチャンスと言えなくもない。

しかし、当然ながらそう簡単に事は運ばない。片手バックハンドの名人フェデラーに対し、23勝15敗という驚くべく戦績をあげているナダルだが、直近5試合では連敗を喫している。したがって、フェデラーとの対戦における敗因を分析し解決することが、ナダルにとって不可欠になる。それができて初めて、「ATPワールドツアー・ファイナルズ」タイトル獲得という目標に到達できる。今シーズンのフェデラー不敗神話を乗り越えない限り、ナダルはタイトルを手にすることはできない。

クレーコートの達人ナダルが流れを自分に引き寄せ、なかなか手中に収められない「ATPワールドツアー・ファイナルズ」タイトルを今年こそ奪取できるかどうかが注目される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPワールドツアー・ファイナルズ」のタイトル獲得を目指すナダル(「上海ロレックス・マスターズ」出場時のもの)
(Photo by Lintao Zhang/Getty Images)