先日掲載の「カップヌードル公式が暴露した、広告作成の過程がぶっ飛びすぎ!」でお伝えした、カップヌードル公式のTwitterの奇抜な新商品PR方法。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、この日清の手法について「何が優れているのか」を考察するとともに、そこから学ぶべきことを記しています。

途中経過もPRに

日清カップヌードルのTwitterアカウントをご覧になったことはありますか? 以前から面白いと評判だったのですが、つい先日、また新商品のPRでとても話題になっていました。

Togetterでまとめたサイトがあったのでせっかくですから載せておきます。

● ミルクシーフードヌードルの広告が上司にダメ出しされまくってみすず学苑になるまで(転載元:togetter)

「ミルクシーフードヌードル」という新商品の告知なのですが、広告画像を担当者が載せたところ、上司から様々な指摘が入り、どんどん修正して、最終的にはとんでもないカオスな広告が出来上がるという流れです。画像を見てもらうとわかりますが、本当にアホみたいな状態になっています。

ただ、この一件ですごいと思うのは、途中経過をPRに使っているということです。普通、広告などを出すときは、完成形が表に出て来ます。それを出すまでの段階には、多くの加筆修正などが入りますが、実際世にでるのは完成形だけなんです。

カップヌードルの件も、本来ならばカオス状態になってしまった完成形だけが表に出るはずです。しかし、(おそらく狙ってのこととは思いますが)一度完成と思しき広告を載せてから、それが完全体に向かうまでの途中経過を出していったカップヌードルのPRはとても面白いものになっていました。

画像が修正されていくにつれ、他ユーザーからいろんな意見や感想が飛び交い結局Twitterは大盛り上がり。「ミルクシーフードヌードル」を告知するという最終目的は大いに果たしたわけです。

PRをしようと思うと、完成形を表に出そうとしがちです。ショップで言うなら、出来上がった商品の写真をいかにうまく撮るかとか、いかに見栄え良く見せるかという視点ですね。しかし、カップヌードルの事例からも学べるように途中経過をお客様と楽しみながらPRに使うという選択肢もあります。

商品ができていく途中の光景をPRに使う。イベント告知をするまでの途中経過を小出しにしながらお客様と楽しんでPRに使う。あえて出来上がっていないものを出すことで、お客様から応援してもらえたり、一緒に参加しているという感覚を持ってもらうことにもつながっていきます。

SNSやホームページなどを活用してもいいし、店内の告知スペースを使うなどして、やり方はいくらでも考えられます。昔のように一発勝負みたいなPRばかりではなくなった現代では、そういう面白さをPRに使う手段もあるということです。

とても勉強になる事例なので、カップヌードルの一連の流れはぜひ皆さんもご覧になってみてください。

今日のおさらいです。

途中経過をPRに使う

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